「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフとして製作された「アンソロジー・シリーズ」の1作目となる本作。新3部作の最終章『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)と旧3部作の1作目『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)の間に起こった出来事が描かれ、帝国軍の究極兵器デス・スターの誕生の秘密が明かされる。本作の主人公にして女戦士ジン・アーソを『博士と彼女のセオリー』(2014)で、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズが演じ、監督はハリウッド版『GODZILLA /ゴジラ』(2014)の監督を担当したギャレス・エドワーズが務めた。
本記事は『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のあらすじ&キャスト、見どころをご紹介します。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)あらすじ
かつて平和を維持していたジェダイは滅び、銀河全体を制圧しつつあった帝国軍は恐るべき破壊力を備えた兵器デス・スターの開発を進めていた。優秀な科学者であり、強制的にデス・スターの開発に協力させられていたゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン)は、デス・スターに関する重要な情報を帝国軍のパイロットであるボーディー・ルック(リズ・アーメッド)に託し脱走させる。ボーディーは惑星ジェダで反帝国勢力“パルチザン”を率いるソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)に面会するが、信用してもらえず捕まってしまう。
この情報を掴んだ反乱軍は、ゲイレンの娘ジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)に接触。ジンはソウの仲介役を任され、反乱軍の情報将校キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)と共にジェダへと向かう。ソウと再会したジンは、そこで父ゲイレンがデス・スターの開発に協力するフリをして致命的な弱点を仕込んだこと、弱点を記した設計図が帝国軍の支配する惑星スカリフにあることを知る。ジンはこの情報を反乱軍に伝え、スカリフへの攻撃を訴えるが……。
※以下、「スター・ウォーズ」シリーズのネタバレを含みます。
キャスト&スタッフ紹介
ジン・アーソ:フェリシティ・ジョーンズ
キャシアン・アンドー:ディエゴ・ルナ
チアルート・イムウェ:ドニー・イェン
ベイズ・マルバス:チアン・ウェン
ボーディー・ルック:リズ・アーメッド
K-2SO:アラン・テュディック
オーソン・クレニック:ベン・メンデルソーン
ゲレイン・アーソ:マッツ・ミケルセン
ソウ・ゲレラ:フォレスト・ウィテカー
監督:ギャレス・エドワーズ
製作:キャスリーン・ケネディ、アリソン・シェアマー、サイモン・エマニュエル
製作総指揮:ジョン・ノール、ジェイソン・マクガトリン
撮影監督:グレイグ・フレイザー
音楽:マイケル・ジアッチーノ
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の見どころ&注目点
“ローグ・ワン”の個性的なメンバーたち
デス・スターの設計図を奪取するため立ち上がった“ローグ・ワン=反乱者”の戦士たち。メンバーには高い戦闘スキルを備える一匹狼の女戦士ジン・アーソをはじめ、知性的な反乱軍司令官のキャシアン・アンドーとその相棒のドロイド・K-2SO、盲目ながらも優れた戦闘力を持つチアルート・イムウェ、友情に厚いブラスターの使い手ベイズ・マルバス、トップレベルの操縦テクニックを持つボーディー・ルックと、個性的なキャラクターが揃う。この6人の強い絆が本作の大きな見どころとなる。
また、今までの「スター・ウォーズ」シリーズはジェダイやシスなどフォースの力を持つ者たちが戦う物語だったが、本作はジェダイが滅びたとされる時代のため、フォースなどの特別な力は持っていない。仲間と希望だけを信じて戦う“ローグ・ワン”の戦士の姿に心揺さぶられる物語となった。
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最高傑作のサイドストーリー
スカイウォーカー家の物語を中心としていた「スター・ウォーズ」シリーズだったが、本作はフォースの力を持たない者たちのリアルな戦闘を描き、シリーズとは異なる要素を含んだ作品となった。こうした新しい要素に挑戦しつつも、父と子の物語という「スター・ウォーズ」シリーズの根幹となる部分を抑え、シリーズの世界観もしっかり受け継がれている。また、ダース・ベイダーや若きレイア姫の登場など原点『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)へのオマージュもふんだんに盛り込まれ、スピンオフという位置づけでありながら、往年のファンの心も掴かむ傑作となった。
「スター・ウォーズ」シリーズとの関わりは?
シリーズの原点『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)の冒頭シーンで、レイア姫がR2-D2に託した“デス・スター”の設計図。その設計図をどのようにして手に入れたのかという「スター・ウォーズ」最大の謎が本作で明かされた。また、新3部作の最終章『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)で誕生し、旧3部作でルーク・スカイウォーカーの最大の敵として登場したダース・ベイダーが、“デス・スター”の設計図を狙うローグ・ワンの前に立ちはだかる。圧倒的な存在感を見せるダース・ベイダーの登場シーンは必見だ。
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※2021年1月29日時点の情報です。