時代を越えて輝く映画の中の名曲たち!~既成曲を使った映画の数々~

代官山蔦屋書店 シネマ・コンシェルジュ

吉川明利

こんにちは!代官山蔦屋書店でシネマ・コンシェルジュをしております、映像パッケージ業界33年目の映画オヤジ・吉川明利です。今回は映画用に書かれた曲ではなく、すでにある既存の音楽をうまく採用し、映画をより魅力的にしている作品を紹介します!!

アメリカ映画における既成曲代表的アーティストは?

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おそらく最も認知度が高い既成曲使用の映画は『ゴースト/ニューヨークの幻』でかかるライチャス・ブラザーズの「アンチェインド・メロディ」ではないでしょうか?いわゆる後ろからギュ!の場面で流れて、この映画を最高のラブストーリーにした場面です。この曲を主題歌と思っている人は多いのではないでしょうか?

トップガン

1960年代に活躍したライチャス・ブラザーズの楽曲はこうして80年代に復活を果たすのですが、よほどアメリカ映画はこのヴォーカル・デュオと相性がいいのか『トップガン』でも登場します。そうトム・クルーズケリー・マクギリス演じる教官を口説く場面のへったくそなカラオケ曲「ふられた気持ち」です。

今も活躍する大監督が使用した既成曲は?

80年代はもちろん今も精力的に作品を発表し続けているスティーブン・スピルバーグは『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』と『オールウェイズ』の2本で魅力的な楽曲を使ってくれました。

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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』で登場する上海のナイトクラブでケイト・キャプショーが唄い、素敵なタップダンスが見られるオープニングシーンに流れる曲はコール・ポーターの名曲「エニシング・ゴーズ」です。この場面を最初に見た時には、スピルバーグ監督のミュージカルが見たい!と思いましたね。

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オールウェイズ』はブロードウェイ・ミュージカルの大作曲家ジェローム・カーンの代表作「煙が目にしみる」を美しく流してくれました!さすが永遠の映画青年で知識豊富なスピルバーグ監督ならではの選曲です。

アメリカ映画だけじゃなかった既成曲が魅力的な作品!

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最強のふたり』というフランス映画でアース・ウィンド&ファイアーの「セプテンバー」がかかって、オマール・シーがカッコよく踊る場面には“やられた!”と思いましたね。アメリカ映画の十八番の既成曲使用、フランスも素晴らしい!このアイディアがあるのとないとでは、この映画の評価は変わってしまうほどのインパクトでした。

ひだまり

その他にも、実はビーチ・ボーイズサウンドをうまく使ったのは意外にも日本映画でした。今や彼の作った青春映画に絶大の信頼を得ている三木孝浩監督の『陽だまりの彼女』に使われたのは「素敵じゃないか」のナンバーです。このサウンドと映画の相性が良いのにはビックリしました!騙されたと思ってぜひ見てください!

日本映画における同一アーティストの既成曲使用はこの2作品!

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スタジオ・ジブリの『魔女の宅急便』は松任谷由実の「ルージュの伝言」で始まります。

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そのユーミン・サウンドで映画1本作ってしまったのがホイチョイプロの映画製作第1作目にして最高傑作『私をスキーに連れてって』です。クリスマスソングの定番「恋人はサンタクロース」のスキーシーン(スキーやったこないですが・・・)は何回見ても楽しいですね!

オールディーズ・サウンドを教えてくれたのはこの映画!

アメリカン

ジョージ・ルーカスがコッポラの支援を受け、ユニバーサルで作った青春映画の傑作『アメリカン・グラフィティ』は監督自身がハマっていたオールディーズ・サウンドのオンパレード!既成曲を引っ張り出すアイディアをはじめたのはジョージ・ルーカスが最初かも?
※DJのウルフマン・ジャックが紹介するラジオ番組から流れるという使い方。

個人的なお気に入りは「シックスティーン・キャンドルズ」です。

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ベン・E・キングのオールディーズ・サウンドの名曲「スタンド・バイ・ミー」のタイトルそのものを頂き、映画になったのがロブ・ライナー監督の『スタンド・バイ・ミー』です。でもこれもこの映画の主題歌と思われている感じですが、違います!お間違えの無いように!

探せばまだまだある魅力的な既成曲使用の映画たちですが、今回はここまで、また次回!

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  • FreeD
    3.9
    この年代のこういう面白い映画見つけたら嬉しくなるよね。
  • タコスなかやま
    5
    名作 私もゴーストになったら大切な人を守る!
  • hiyori
    3.9
    強盗に襲われた男が幽霊となって恋人の前に現れるという話。NETFLIX にずっとあって観ていなかったが、こんなに面白いとは思わなかった。初めて「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を観たときと同じような感覚。題材自体は古典的なのだが、その中で暴れまわってる感が、個性的なキャラクターやCG、小道具の使い方、遊び心のある絶妙な脚本から感じる。ゴーストになったときの自分に募る不審感に留まらず、そこから恋人を守るためのサスペンスへと展開し、金に汚い霊媒師が出てきたり、超能力を使えるようになったりと王道の題材ながらも脚本が魅力的過ぎる。また、罪を犯した人間はしっかり地獄に落ちるという容赦のない性善説を全面的に信じているような設定も好きだ。そしてやはり二人の恋愛へと向かっていく。モリーは亡くなったサムの存在を信じたい思いから、周囲に自身の愛情を弄ばれた。どのようにすれば、誰にも心を弄ばれずに愛を伝えることができるのだろうか。その疑問は私達の日常の中にもよくある問いみたいだ。存在や概念を超越し、誰も信じることのないであろう場所で生まれた愛はやはり美しい。アカデミー賞脚本賞を受賞しているのも納得。映画はやっぱり脚本だと感じさせられる一作。
  • ふゆ
    4.8
    号泣する、、ゴーストになっても恋人の事を守り抜く姿に涙、、最後ちゃんと守り切れるのに、悪い奴は報いを受けるのに、それでももう死んでるから2人はさよならしなくちゃいけなくて、それがすっごく辛い、、いい作品。
  • たぁー
    3.7
    名作良かった〜〜泣いた〜〜心が浄化されていくのを感じました。有名な轆轤シーンが結構最初に出てきてびっくりした!あの音楽とても素敵でした。愛だ愛だ(;;)モリーの涙綺麗だったな、、 Ditto...
ゴースト/ニューヨークの幻
のレビュー(52915件)