アニメファンが「圧倒的成長」に涙する!ダメダメな主人公が成長していくテレビアニメ10選

アニメの風通しがもっと良くなりますように

ネジムラ89

TVアニメや漫画の主人公といえば、大きく分けて2種類に分けられると言われています。

その一つが、クールでカッコよくて強い、誰から見ても憧れとなる人物です。その姿にときめかされることも多い一方で、どこか自分とは距離を感じてしまうこともあるかもしれません。

一方でもう一つの主人公像は、等身大で素朴、最初こそダメな要素を持っていながらも、物語を追っていくことで成長していく人物です。親しみやすい存在が多く、彼らの物語は多くの人の共感を得ると言えるでしょう。

近年、後者にあたる主人公の数が増えてきているように感じませんか?物語のはじめこそまだまだ力の及ばなかった主人公が、“何か”に出会い、変わっていくーーそんな愛すべきTVアニメ作品たちを、7作品紹介します。

ばらかもん』(2014)

月刊少年ガンガンなどでヨシノサツキによって描かれたコメディ漫画を2014年にTVアニメ化したのが、『ばらかもん』です。

若きイケメン書道家の半田清舟は、書道界の重鎮を殴った罰として、長崎県の五島列島で一人暮らしを始めることになります。都会育ちで神経質な「半田先生」は慣れない田舎暮らしの洗礼を受けながらも、自由奔放で個性豊かな島民たちと交流を深めていきます。

頑固で世間知らずの半田が、島の人の優しさに触れることで書道と向き合い、人間としても成長していく様子があたたかくコミカルに描かれています。田舎の空気感に癒され、のんびりとした暮らしに憧れを抱いた人も多いのではないでしょうか。

半田の高校時代を描いたスピンオフ作品「はんだくん」も2016年にTVアニメ化されました。

弱虫ペダル』(2013)

週刊少年チャンピオンで渡辺航によって描かれた自転車競技を題材にした漫画を2013年にTVアニメ化したのが、『弱虫ペダル』です。

大好きなアニメグッズを買う為に、毎週千葉から秋葉原まで往復90kmの道のりをママチャリで通う、気弱なアニメオタク小野田坂道。そんな小野田の才能に目を付けた自転車店の娘・寒咲幹と、同級生で自転車レーサーの今泉俊輔によって、小野田は高校の自転車競技部に入部することになります。激しいトレーニングや事件のなか、次第にロードレースの楽しさに魅了される小野田は、その才能を開花させていきます。

熱いレース展開や、仲間との絆を描いた王道のスポ根作品でありながら、内向的な主人公が壁を乗り越えていく様子や、一人一人個性の際立ったキャラクターたちが大きな魅力となっています。

アニメシリーズは現在シーズン5まで放送され、総集編やオリジナルストーリーの劇場版も上映されています。

NARUTO -ナルト- 疾風伝』(2007)

週刊少年ジャンプで岸本斉史によって連載された大人気バトルアクション漫画を原作としたTVアニメシリーズ『NARUTO -ナルト-』(02)。続く第2期『NARUTO -ナルト- 疾風伝』は2007年にスタートしました。

終末の谷の激闘から約二年半、自来也との修業の旅を終えて里に戻ったナルト。里には、医療忍者として頼もしく成長したサクラと相変わらずのカカシ、そして成長を遂げたかつての仲間達が待っていました。ところが、砂隠れの風影となった我愛羅が“暁”に連れ去られたという衝撃の報せが入ります。“暁”の目的は、全ての尾獣を狩ること。同じ苦しみをもつ人柱力として我愛羅の身を案じ、憤るナルトは綱手の命のもとサクラ、カカシと共に三人一組を結成し、我愛羅救出の任に赴きます。

修行を経て成長を遂げたナルトを描いた疾風伝シリーズでは、これまで以上に厳しい戦いが繰り広げられます。そしてライバルであるサスケの描写などシリアスな展開も多く、さらに成長していくナルトたちの姿に胸が熱くなります。

続編として、ナルトの息子の活躍を描いたアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』(17)も放送され、第2部の制作も発表されました。さらに、『NARUTO -ナルト-』の放送20周年を記念して、完全新作アニメーションの放送も予定されています。NARUTO&BORUTOシリーズの今後の展開にも要注目です。

僕のヒーローアカデミア 第1期』(2016)

2010年代後半から、日本を超えて世界中から熱い支持を受けている作品が『僕のヒーローアカデミア』です。

舞台は“個性”と呼ばれる超常能力を持つ人間が当たり前の世界。その中でもヒーローは、誰もが憧れる存在です。そんな世界で主人公の緑谷出久(デク)は、能力をもたない無個性として生まれてしまいます。それでもヒーローの夢を諦めきれないデクが、ある日No.1ヒーローのオールマイトと遭遇。その出会いをきっかけに、オールマイトの個性である“ワン・フォー・オール”を受け継ぎ、ヒーローを目指していく姿が描かれます。

一見ストーリーだけ聞くと、いきなりすごい力を手に入れて圧倒していく物語と勘違いしかねないところですが、本作はそんな甘い物語にあらず!その能力を使いこなすために努力をして、ライバルたちと共に切磋琢磨していき、真のヒーローとはどうあるべきかを必死に考え抜いていく泥臭い物語です。ヒーローを志すデクのまっすぐな気持ちや、それに感化されていく周囲の人間たちのドラマにはなんども熱い気持ちが込み上げてきます。

新世紀エヴァンゲリオン』(1995)

1995年のTVアニメシリーズのスタートから、2021年についに完結を迎えた、日本のアニメ史に名を残す名作といえば『新世紀エヴァンゲリオン』です。

舞台は大災害とされるセカンドインパクトが発生した後の世界。主人公の少年・碇シンジが、父親により突然第3新東京市に呼ばれたかと思えば、巨大な汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗せられて、町を破壊する“使徒”と戦わせられることになります。極めて普通の、どちらかというと内向的な少年のシンジは、戸惑い、混乱しながらも使徒と戦い続けていきます。その過程で仲間や友人と出会ったり、時には父に反抗したりしながら成長をしていきます。

この物語は、TVアニメシリーズそして劇場版にて一つの節目を迎えるのですが、その結末の抽象的な内容などに多くの考察本などが販売されるなど話題となりました。

それから時が流れ2007年。新たな新劇場版シリーズの制作がスタートし、冒頭こそTVアニメシリーズのリメイクかのように思われた展開を見せていくのですが、次第に新劇場版シリーズ独自の展開へと波及し、シリーズを総括するような結末へと向かっていきます。四半世紀もの旅路の果ての結末に要注目です。

東京リベンジャーズ』(2021)

2021年を代表するヒット作品と言えば、『東京リベンジャーズ』を置いて他にはないでしょう。週刊少年マガジンで和久井健によって連載されている漫画『東京卍リベンジャーズ』を原作に、2021年にTVアニメ化を果たしました。

主人公は26歳の冴えないフリーターとして生活を送っていた花垣武道。ボロアパートに住み底辺の生活を送っていた武道は、ある日電車のホームから突き飛ばされた事をきっかけに、不良中学生だった時代の12年前にタイムリープします。最初は戸惑う武道でしたが、タイムリープの法則に気づき、その能力を駆使して将来死ぬ運命にあるかつての恋人、橘日向をどうにかして救おうと奮闘します。

歴史ある不良モノ作品にタイムリープ要素が加わる新鮮さに加え、またその仕組みも運命を変えるチャンスが一度しかないことから、熱いドラマに繋がっていく点が強い支持を受けています。決して喧嘩が強かったりはしない武道が、いかにして自分の人生にリベンジをしていくのか。見ているこちら側も手に汗握る体験となっています。

東京喰種トーキョーグール』(2014)

ヤングジャンプにて連載していた石田スイによる漫画を原作にTVアニメ化を果たしたのが『東京喰種グール』シリーズです。

主人公は読書好きな至って普通の大学生・金木研。そんな彼は偶然知り合った女性、神代利世とデートをすることになるのですが、実は利世の正体は人間を喰らう喰種(グール)であることが判明し、襲われてしまいます。間一髪で利世の上に鉄骨が落下し金木は一命を取り留めるのですが、医師の判断で利世の臓器が移植され、金木自身も喰種になってしまうという運命を辿っていきます。そして物語は、喰種の仲間の登場や、喰種対策局など様々な勢力が登場し、主人公すらも立ち代わりながら壮大な戦いへと突入していくことになります。

喰種こそ架空の存在ではありますが、理不尽な運命に翻弄されながらも、懸命に生きようとする金木の姿は、社会に窮屈さを感じている人にはどこか共感のできる部分も多いのではないでしょうか。

アニメシリーズは第1シーズンの『東京喰種トーキョーグール』、第2シーズンの『東京喰種トーキョーグール√A』、そして最終シーズンの『東京喰種トーキョーグール:Re』へと続いていきます。

家庭教師ヒットマンREBORN!』(2006)

週刊少年ジャンプで天野明によって描かれたマフィア漫画を2006年にTVアニメ化したのが、『家庭教師ヒットマンREBORN!』です。

運動も勉強もダメダメ、特別目立つ才能もない中学生の沢田綱吉(ツナ)の元に、殺し屋を名乗る赤ん坊・リボーンがやってきます。実はツナは、イタリアンマフィアのボンゴレファミリーの初代ボスの末裔であり、リボーンはツナを立派なマフィアのボスにするための家庭教師としてやってきたことを明かします。リボーンとの出会いをきっかけに、ツナはマフィアのボスになるべくかず多くの戦いに臨むことになります。

初めこそ見るからに頼りない主人公のツナの物語はコメディのような印象を受けるのですが、成長と共に少しづつ本格的なバトル漫画になるのだから驚き。かつては情けない姿ばかり見せていたツナがいかにして仲間を獲得し、ファミリーを率いていく存在になっていくのか、200話にも及ぶ壮大なストーリーで描いていきます。

メジャー 第2シリーズ』(2018)

週刊少年サンデーにて満田拓也によって長期連載され一時代を築いた野球漫画『MAJOR』。そんなメジャーが2010年代に入り『MAJOR 2nd』として復活。2018年より同作を原作にアニメシリーズ『メジャーセカンド』がスタートしました。

本作の主人公はかつて『MAJOR』の主人公であった茂野吾郎の息子である茂野大吾。父親のようなプロ野球選手を目指す大吾は、小学生の頃から早くも野球チームに入団するも、父親の才能に反して思うような成績を残すことができず挫折してしまいます。そんな大吾でしたが、アメリカから帰国した転校生の佐藤光との出会いを経て心境にも変化が生まれ、再び野球への情熱を燃やしていくことになります。

才能溢れる主人公だったかつてのMAJORシリーズに対して、本作で描くのは、人を驚かせるようなセンスをもっていない側の物語。どちらかと言えば“持たざる者”側の意識が強い人にとっては、より共感できるような物語となっており、これまでのシリーズを追っていた人にも新鮮な物語として楽しめるMAJORシリーズの新境地がここにはあります。

第1シリーズでは大吾の小学生時代、続く第2シリーズでは中学生時代を舞台に物語は展開していきます。

SLAM DUNK 』(1993)

90年代のバスケットボールブームを語る上で避けられない存在が、言わずと知れた『SLAM DUNK』です。週刊少年ジャンプに連載されていた井上雄彦による同名漫画を原作に、1993年に東映アニメーションによりTVアニメ化。2年半の間に約100話と劇場公開作品が4作品制作されています。

本作の主人公は、湘北高校1年の桜木花道。不良グループの一人としてバスケとは全く縁のない生活をしていたものの、同級生の赤木晴子に一目惚れをしたことをきっかけにバスケを始め、持ち前の身体能力の高さとセンス、そして努力によって、まったくの初心者から一目置かれるプレイヤーへと成長する姿が描かれます。

当時制作されたアニメーションシリーズでは原作の結末までが描かれておらず、インターハイまでの物語がメインとなっています。それ以来、長らく映像化を果たしていなかった『SLAM DUNK』ですが、なんと2022年に新作のアニメーション映画の制作が発表されました。監督を務めるのは原作者の井上雄彦。一体どんな作品になるのか、往年のファンも注目です。

誰もが自分に対してコンプレックスを持っていたり、自分の弱さを知っていることでしょう。そんな時、アニメに登場する主人公たちのドラマには、そんな自分を成長させたり、欠点を克服させてくれる秘訣が多数詰まっています。何かにつまづきそうになった時、ぜひこれらの作品を見始めたり、見返したりすることで、うまく生きていくためのコツに気付けるかもしれません。

※2021年8月25日時点でのVOD情報です。

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