パルム・ドールを受賞するほどの映画『万引き家族』とはどんな物語なのか<4コマでざっくり紹介>

右脳と左脳を使って映画を観たい

妖介

今年5月に開催された第71回カンヌ国際映画祭にて、最高賞となるパルム・ドールを受賞した是枝裕和監督最新作『万引き家族』。

筆者が本作に興味を持ったのは、予告編を観て「万引きで生計を立ててる家族のなんだかんだ良い話なのかな」と思ったからでした。
しかしなめてた、自分、パルム・ドール受賞作品をなめてました。

『万引き家族』は是枝監督が手がけているうえに、リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、そして樹木希林という日本映画界を代表する実力者揃いが出演している作品。そしてパルム・ドール受賞作品なのです……。そんな単純な展開で終わるわけがない、説明のしようがない映画なのでした……。

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柴田一家に保護(という名の誘拐)されることになった少女「ゆり」、確かに柴田一家がやってしまったことは世間一般的には犯罪っちゃ犯罪なんですが、保護しちゃったことがゆりにとって余計なお世話だったかというとそうじゃない、絶対にそうじゃない。このグダグダで適当でだらしない家族の存在はゆりにとって何よりの救いだった。しかしゆりがこのままこの家族と一緒に暮らして良いかと言われると、うーん………。でも一般良識的には良くなくてもいいじゃん、暮らしちゃえばいいじゃん、良くなくてもいいじゃん、あの家の子になればいいじゃん、でもやっぱ良くないかもしれない気もする、と頭がグルグル回る映画でした。

「家族って?」を深く考えさせられる、そんな映画『万引き家族』。ぜひ劇場で考えさせられてください。

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