【ネタバレ】『マーベルズ』最後のシーンにいたのは誰?ポストクレジットを徹底解説!キャスト紹介や、キャプテン・マーベルと敵との因縁も!

マーベル最新作、映画『マーベルズ』の最後のシーンに出てきたのは誰?ミッド・ポストクレジットシーンの意味や、登場するキャスト、キャプテン・マーベルとダー・ベンとの因縁を解説します!

マーベル最新作、映画『マーベルズ』が2023年11月10日(金)より公開中。

キャプテン・マーベル、ミズ・マーベル、モニカ・ランボーがチームを組んで活躍する物語。最後には驚きのキャラクターが登場した。本記事では、ミッド・ポストクレジットシーンの意味や、『マーベルズ』に登場するキャストのバックグラウンド、キャプテン・マーベルとダー・ベンとの因縁を解説します!

映画『マーベルズ』関連記事

映画『マーベルズ』あらすじ

たった一人、宇宙で活動するキャプテン・マーベル。そんな彼女への復讐を誓う謎の敵の狙い……それは、地球をはじめ、彼女が守ってきたすべてを滅ぼすことだった。最凶最悪の敵サノスを圧倒する力を誇るキャプテン・マーベルでも救えない危機が迫るなか、彼女はモニカ、ミズ・マーベルとの運命的な繋がりから手を組むことに。新たなチームはアベンジャーズすらも超える、“強さ”に目覚めていく……。

 

*以下、ネタバレを含みます。

登場人物&キャストを解説!

『キャプテン・マーベル』には様々な人物が登場するが、メインキャラクターのうち、初登場は、ヤン王子とダー・ベンの二人のみ。既存キャラクターはそれぞれ他作品でのバックストーリーがあり、映画はそれを前提に展開しているため、今一度、各キャラクターの基本情報を押さえておきたい。

キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース(ブリー・ラーソン

元々アメリカ空軍に所属していた地球人。上司のウェンディ・ローソン博士とクリー人による爆発事故に巻き込まれ記憶喪失になるが、その際、スペース・ストーンのエネルギーにさらされ、スーパーパワーを得る。キャロルはクリー人に誘拐され「ヴァース」という名前でクリー人として生き、戦士として鍛えられる。戦闘任務の際、事故で地球へ墜落。そこで出会ったフューリーとともに、自身が以前に地球にいた痕跡を探すことに。かつての親友マリア・ランボーと再会し、今は亡きローソン博士との記憶を辿ることで、自分がクリー人に騙されていたことを知る。現在は、ローソン博士の意思を継ぎ「戦争も嘘もなくす」ため、宇宙空間で活動している。

ミズ・マーベル/カマラ・カーン(イマン・ヴェラーニ

アメリカ在住の高校生。アベンジャーズオタクで、特に「キャプテン・マーベル」に憧れており、アベンジャーズのファンイベントでは彼女のコスプレをしていた。祖母から送られてきたバングルを装着し、光を実体化させるスーパーパワーを身につける。実は、曽祖母のアイシャは、別次元からカマラの住む世界にきた「ジン」であり、カマラは「ジン」の力を受け継いでいる。

モニカ・ランボー(テヨナ・パリス

ニック・フューリーが指揮する宇宙ステーションS.A.B.E.R.の敏腕エージェント。マリア・ランボーの娘で、自身が幼い頃からの知り合いであるキャロルのことを家族のように慕っている。ドラマ『ワンダビジョン』にて、ワンダが作り出した空間「ヘックス」を取り囲む高密度の障壁を生身で無理やりこじ開け、パワーを得る。電磁スペクトルであらゆるエネルギーを知覚し、操る。

グース

キャプテン・マーベルと行動を共にする相棒。見た目は猫だが、その正体はフラーケンという危険な種族。口から何本もの触手を出し、何でも飲み込んでしまう。過去にフューリーの左目を失明させたことも。今作では、卵から産まれたフラーケンたちを集めて「ニャーベルズ」を結成。

ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン

国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)の元司令官として「アベンジャーズ計画」を主導した人物。キャロルとは90年代からの付き合い。現在はS.H.I.E.L.D.の長官を退任し、宇宙ステーションS.A.B.E.R.に滞在。キャロル、モニカ、カマラのチームを助ける。

ヤン王子(パク・ソジュン

水の惑星アラドナのカリスマ王子。キャロルとはとある事情で政略結婚した仲。アラドナは歌を言語としているが、ヤン王子はバイリンガルなため、歌わなくても会話することができる。キャロルの頼みを聞き入れ、クリー人の侵略に果敢に立ち向かった。

ダー・ベン(ゾウイ・アシュトン

クリー帝国の最高司令官。崩壊してしまった惑星ハラを復活させるため、量子バングルを使い、宇宙空間にジャンプポイントを発生させる。目の前でスプリーム・インテリジェンスを破壊したキャプテン・マーベルのことを“殺戮者”と呼ぶ。

スプリーム・インテリジェンス

クリー文明の中心地・惑星ハラにおいて、クリーを導くAI。真の姿を知覚できるものはいないとされ、特別なAIの空間ではその人が尊敬する姿で現れ声を聞くことができる。キャロルも、度々スプリーム・インテリジェンスの言葉を聞き従ってきたが、その束縛を破り決別する。その後、キャロルによって破壊された。

ヴァルキリー(テッサ・トンプソン

元々はアスガルドの軍隊に所属する女性戦士。惑星アスガルドが崩壊し、地球に住処をうつした後、ニュー・アスガルドの王となる。アスガルドの移動手段ビフレストを利用して、キャロルのもとに駆けつけた。

【解説】キャプテン・マーベルは殺戮者? ダー・ベンとの因縁とは?

地球の周辺に不安定なジャンプポイントが出現したことで幕を切った物語。クリー帝国の最高司令官であるダー・ベンが、祖国である惑星ハラに空気・水・太陽を取り戻すべく量子バングルによって引き起こした現象。 そもそもなぜ、惑星ハラは崩壊してしまったのか。その理由をたどると、キャプテン・マーベルであるキャロルの過去が関係してくる。

映画『キャプテン・マーベル』では、記憶喪失のキャロルは「ヴァース」という名前でクリー人として生きていた。クリー人が住む惑星ハラは、スプリーム・インテリジェンスというAIが全てを統治。物語が進むにつれ、キャロルは忘れていた過去や、スプリーム・インテリジェンスに嘘を教え込まれていたことを知る。映画『キャプテン・マーベル』の最後にはスプリーム・インテリジェンスの束縛から解き放たれ、決別を告げる姿が映されたが、『マーベルズ』において、その後キャロルは惑星ハラに戻りスプリーム・インテリジェンスを破壊していたことが判明。 スプリーム・インテリジェンスを失った惑星ハラは、空気や水、太陽といった資源も失ってしまい、死の国となってしまった。ダー・ベンからすれば、かつては同じクリー人だったキャロルは裏切り者であり、殺戮者だ。 このことはキャロル自身も後ろめたいことだったようで、地球に戻ってもモニカに会いにいかなかった理由だと語られている。

【解説】ミズ・マーベルがラストシーンで声をかけたのはだれ?

毎回注目が集まるポストクレジットシーン。今作ではミッド・ポストと2つあり、一つ目では、ミズ・マーベルが弓矢を背負った女性にチームを組まないかと提案する場面が映された。声をかけられた人物は、ドラマ『ホークアイ』に登場した、二代目ホークアイことケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)。 ケイトはドラマ『ホークアイ』の主人公を務めており、スーパーパワーは持たず、武術や弓術の腕のみで戦う22歳の女性。子供の頃、異星人に街を襲われた際に、弓矢で戦うホークアイの姿(『アベンジャーズ』)に感銘を受け、憧れるようになる。ドラマ『ホークアイ』では、闇オークションでの乱闘をきっかけにホークアイと出会う。まわりの忠告を無視したり、向こう見ずな一面はあるが、自身が信じる正義を貫き成長する姿が描かれている。

キャプテン・マーベルの大ファンであるカマラと、ホークアイに憧れるケイト、まさに次世代ヒーローコンビ。今後のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でチームとしての登場が期待できる。また、ケイトはドラマ『ホークアイ』の中で、2代目ブラックウィドウとして活躍するエレーナ(フローレンス・ピュー)とも対面しており、関わる可能性もある。 現在MCUはフェーズ5を進行中で、2023年現在、『マーベルズ』以降も9本の作品タイトルが発表されている。「2代目アイアンマン」と呼び声高いリリ・ウィリアムズ(ドミニク・ソーン)が活躍するドラマ『アイアンハート』の公開も近い。(配信日は延期のため未確定) 今後、次世代ヒーローたちがどう活躍するのか、彼女たちがチームを組む日が来るのか。未来を予感させるミッドクレジットシーンだった。

ケイト・ビショップの活躍はこの作品をチェック!
ドラマ『ホークアイ

あらすじ:「エンドゲーム」の戦い後、ホークアイのただ一つの願いはアベンジャーズを辞め、家族と一緒に平和なクリスマスを過ごすこと。一方、幼い頃からホークアイに憧れてヒーローを目指し、弓の達人となった22歳のケイト・ビショップ。二人は、ホークアイの過去に関係するある事件をきっかけに出会うことに。アベンジャーズを辞めたい男<ホークアイ>がニューヨークを舞台に繰り広げる、ホリデー・サバイバル・アクション。

【解説】モニカ・ランボーの最後のシーンの意味は?

2つ目のポストクレジットは、時空を超えた世界で目を覚ましたモニカのシーン。そこには、モニカの母・マリアそっくりの女性と、全身が青い獣のような姿の医者風の男が。この医者風の男こそ、ドクター・ヘンリー・フィリップ・”ハンク”・マッコイ。「X-MEN」シリーズに登場する、ビースト。つまり、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のシリーズに「X-MEN」のキャラクターが合流したことになる。

元々「MCU」シリーズも「X-MEN」も同じマーベル・コミックスを原作とした作品。ただ、これまでの映画「X-MEN」シリーズは20世紀フォックスが権利を持っていた。2019年にディズニーが親会社である21世紀フォックスを買収したことで、マーベル・スタジオは「X-MEN」の制作を引き継ぐことになる。その後もしばらく「X-MEN」がMCUに合流することはなかったが、ついにその予兆を見ることができた。

ちなみに『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(22)では、ドクター・ストレンジが違うバース(別世界)を訪れた際、「X-MEN」の創設者・プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)が登場している。この時は一時的な関係で、この作品で彼に起こったことを考えても、その先はなさそうだった。しかし、今作でのシーンは、これからの展開を予想させるのに充分。モニカの母・マリアにそっくりな人物もヒーロースーツに身を包んでおり、今後も活躍が期待できそう。

これからも続いていくMCU。マーベル・スタジオは映画「デッドプール」の3本目の続編も発表しているため、この機に「X-MEN」シリーズの復習をしてみてはいかが?

 

*2023年11月11日時点の情報です。

※最新の配信状況は、各動画配信事業者の公式サイトにてご確認ください。

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS