TBS系日曜劇場『VIVANT』。本作は大人気ドラマ『半沢直樹』(TBS系)で演出を務めた福澤克雄が原作を担当しており、主演が堺雅人であることからも話題を集めた。ついに迎えた最終話では、これまでの謎や伏線を回収し、物語は終結。
第10話までの人物や組織を相関図を交えて解説!
※以下、ネタバレを含みます。
『VIVANT』第1話〜第10話までのあらすじ&相関図(前半・中盤・後半)
<相関図1/3>
日本企業・丸菱商事がバルカ共和国の企業・GFL社に対し、契約金の10倍にもなる1億ドルの誤送金をしたことから始まった物語。関与を疑われた乃木憂助(堺雅人)は、契約金を追いバルカへ向かい、そこで日本の公安・野崎守(阿部寛)と、医師・柚木薫(二階堂ふみ)に出会う。
日本に帰国後、誤送金事件の犯人は乃木の同期である山本巧(迫田孝也)だと判明。山本はテロ組織・テントの一員(モニター)だったのだ。逃げる山本を捕えたのは自衛隊の影の諜報部隊・「別班」の黒須(松坂桃李)、そして乃木だった。乃木は自分も別班であると告げ、山本を「日本国に害あるもの」として自死に見せかけて始末。テントのテロ最終目標が日本であることも突き止めた。また、GLF社のアリへの尋問でテントのリーダーが乃木の父親であることも明かされた。
乃木含む別班チームは再度バルカへ向かい、テントと接触を図る。しかし乃木は別班を裏切り幹部のノコル(二宮和也)とともにテントのアジトへ。ノゴーン・ベキと対面しDNA鑑定の結果、二人が親子であることを確認した。乃木はベキからの信頼を得るために別班で培った知識や情報を駆使し組織に尽くす。その末、バルカ北西部の土地を買い占める資金を得たが、地下に眠るフローライトの存在が政府に知られ、内通者として疑われてしまう。さらに乃木が始末したと思われた別班の面々が生存していたことも明らかになった。
10話では、乃木が「別班の任務」としてテントに潜入したことを正直に伝えると、ベキは乃木と黒須を拘束していた縄を断ち切る。
テント潜入前、乃木はベキの写真に笑いかけるジャミーンをみて、ベキの本性やテントの重要な側面を見逃している可能性に気づく。テントの本質を捉える必要があると考え、司令の櫻井と協力の上テントに潜入していたのだ。またその間、野崎にサインを送ることで、別班員の死亡偽装に協力させていた。ベキは初めから、乃木が別班として動いていることを承知していた。その上で、乃木と黒須に、別班として協力してほしいと頭を下げる。テントがフローライトで莫大な利益を得れば、今後テロ活動をしなくなると考えた乃木は、テントに協力することは日本を守ることにつながると承諾した。
<相関図2/3>
フローライトの採掘権をめぐり、政府と話し合いの場が設けられる。そこに現れたのは外部大臣・ワニズとバルカに駐在する日本大使・西岡、そしてオリベ化学の蘇我だった。ワニズは話し相手であるムルーデルのノコルとべレール興産のゴビに対し、採掘に関する開発を手伝う代わりに政府とオリベ化学に25%譲って欲しいと願いでる。強行的な姿勢を見せてくるかと思いきや、ムルーデル側に歩み寄るような条件に戸惑うテント一同。
しかし、これまでの情報のリークをしていたのがゴビだと発覚。ゴビはワニズと手を組み、ノコルが契約に調印したと同時にべレール興産が持つ採掘権をワニズに譲り、政府が55%の採掘権を得ることで主導権を奪おうとしていた。この企みを阻止するには日本大使・西岡とオリベ化学の蘇我を懐柔するしかないと判断した乃木は、テント・リーダー、ノゴーン・ベキの身柄を公安に明け渡すことを条件に、野崎に協力を依頼する。
調印式でノコルが調印をするや否やゴビとワニズは本性を表したが、彼らの企みに反旗を翻したのが日本大使・西岡だった。
フローライトの採掘権を出しにワニズの言いなり状態になっていた西岡。ワニズに裏金を払っている瞬間を、野崎が仕掛けた監視カメラに撮られ、野崎・乃木からフローライトの輸出を約束する代わりにムルーデル側に協力して欲しいと頼まれていた。調印式に現れた公安部・野崎やバルカ警察のチンギスに促され、西岡はワニズに賛同しないと決断した。この結果を不服とし、軍事の力を持って対抗しようとするワニズだったが、テントも現れ、ベキが富を公平に分け与える未来を説き、チンギスは裏金を受け取っていたことを理由にワニズを逮捕した。
<相関図 3/3>
無事、採掘の主導権を得ることができたムルーデル。ベキ、バトラカ、ピヨは約束通り公安に逮捕され日本に渡る。しかし、日本に降り立つ3人はモニターの協力によって逃亡してしまった。このモニターは、なんと公安で野崎の部下・新庄だったのだ。ベキの目的はただ一つ、40年前自分たち家族を見捨てた元・公安部外事課課長、現・内閣官房副長官、上原史郎への復讐だった。上原の自宅を襲うベキたちの前に、櫻井から情報を得た乃木が現れ銃を向ける。乃木は家族として上原のことは許せないが、日本の重責を担う人物を失う訳にはいかず別班としてテント3人を撃った。3人の銃には弾が込められていなかった。
その後、乃木は上原邸を燃やす。公安は今回の件を、テント3人が灯油を被り無理心中を図ったとして片付けた。乃木はその後、柚木薫のもとに戻り薫とジャミーンと抱擁を交わす。神社に置かれた別班饅頭が次の任務を示唆しながら……。
『VIVANT』1話〜9話の組織と登場人物(キャスト)
登場人物①別班と協力者
乃木憂助/堺雅人
丸菱商事・エネルギー開発事業部2課課長。バルカ共和国の太陽エネルギープラント事業担当。その正体は自衛隊の影の諜報部隊・別班の一員。気弱な性格だが、同じ容姿で強気な性格の男・F(エフ)が現れ会話する姿が見られる。3歳の頃にバルカで両親と生き別れ、日本の児童養護施設で暮らしていた。ストレスから記憶を失い、大学入学前までは丹後隼人と名乗っていた。島根にある乃木家を訪れ、乃木憂助へ名前を戻している。2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件の際、愛する家族のために軍隊に入隊したサムに感銘をうけ、「愛する」という感情を求めて、自衛隊に身を投じることを決意した。テントのリーダーが父親と判明すると、愛情を注いでもらえるかも……と、会いたいという欲求を抱きはじめ、ついには別班を裏切り、父親の元へと向かった。テントの情報を得ながら組織に度々貢献したり、父親への愛情を示したが、自身の目的を疑われた際に「別班の任務」であることをベキに告げた。実は、潜入前に、ジャミーンがベキの写真をみて微笑んだことをきっかけに、テントの重要な側面を見逃していると考え、上司・櫻井と協力し、味方をも欺きながらテント潜入任務をこなしていた。テントがフローライトで潤沢な利益を得れば、テロ活動をやめることにつながると考え、テントに協力することに。最後には父・ベキの身柄を公安に引き渡すことで公安に協力を仰ぎ、ムルーデルのノコルを助けることに成功した。
F(エフ)/堺雅人
乃木憂助が度々会話するもう一つの人格。別班の任務はFが担当している。乃木が幼い頃にバルカで人身売買や虐待を受け、日本の施設に保護された時に現れた。消えてしまおうとする乃木にアメリカのミリタリースクールに行って強くなろうと提案する。学業などの成績は乃木に任せている。テントのリーダーが父親であると判明した後も、日本を守るために始末するべきだと乃木を諭す。テントに潜入してからは姿を見せていなかったが、乃木が自身の目的を明かそうとすると強く止めようとした。
黒須駿/松坂桃李
別班の工作員で乃木の後輩。テントの一員であると偽り、テントのモニターとして活動する山本を捕らえた。普段はJKT資源開発の社員として働いている。乃木の裏切りの際、唯一致命傷を避け、乃木とともにテントに捕えられる。別班を裏切った乃木に強い嫌悪感と殺意を示すが、乃木が別班として動いていたことを知ると困惑した表情を見せた。乃木の疑いが晴れたあとは和解。乃木が日本に残る際はバルカを任され乃木家の守り刀を渡される。
櫻井里美/キムラ緑子
別班の司令官。神社に置かれた別班饅頭を通して乃木とやりとりをしていた。別班のテント潜入作戦に関して、乃木が味方を欺きテントへ向かうことをともに計画。別班員が乃木に撃たれた現場の座標を、野崎にメールしたのも彼女だ。また、テントが日本で逃亡した際は、国家公安委員長に掛け合い、過去の消されたデータを入手して乃木に渡した。
太田梨歩/飯沼愛
丸菱商事・財務部に務めるが、その正体は天才的なハッカー・ブルーウォーカー。山本に利用され、丸菱商事のシステムをハッキングし誤送金問題を引き起こした。山本に監禁されていたところを公安に保護されのちに逮捕されたが、別班により保釈金が支払われ匿われる。その後、別班が手に入れたテントの暗号解読に協力した。別班がテントのフローライト事業に協力を開始すると、情報をリークした犯人を暴いた。また、日本国内でモニターとして活躍する人物も突き止めた。
登場人物②警視庁公安部と協力者
野崎守/阿部寛
警視庁公安部・外事第4課捜査官。警視。1年前からバルカ共和国日本大使館に駐在している。ザイールの自爆テロから乃木を守り、彼を保護すると告げる。過去に後輩でありエージェントのリュウ・ミンシェンを作戦を亡くしており、乃木にその後輩の面影を重ねている。乃木がテントに向かった後も、乃木からのサインを理解し、乃木を助けるため別班員の死亡を偽装。また、ベキの逮捕を条件に、テントのフローライト事業に協力。日本大使・西岡を懐柔した。
新庄浩太郎/竜星涼
公安部外事第4課の捜査官で、野崎の部下。バルカ共和国日本大使館で乃木たちを迎え入れるため、到着を待ち構えた。その正体は、日本で活躍するテントのモニター。山本とは比べ物にならない優秀な人物だった。逮捕されたテント3人の逃亡を手助けし、自身は海外へと逃げた。
東条翔太/濱田岳
サイバー犯罪対策課の捜査官。ホワイトハッカー。野崎をサポートする。
上原史郎/橋爪功
元・公安部外事課課長、現・内閣官房副長官。40年前、乃木卓(ノゴーン・ベキ)に独自の判断でバルカ潜入任務を与えた張本人。乃木卓の救助に向かうヘリに引き返すように指示を出した。国際問題に発展することを恐れた、というのが表向きの理由だが、独断任務が失敗し、自身のキャリアへの影響を恐れたためだとベキは推測した。
ドラム/富栄ドラム
バルカ共和国では機転を利かせ野崎と乃木の手助けをした。バルカで指名手配となった後は日本へ移り、野崎と行動を共にする。日本語、モンゴル語ともに理解はするが喋ることができず、スマートフォンの翻訳アプリで会話する。
登場人物③バルカ政府と周辺
チンギス/バルサラハガバ・バタボルド
バルカ警察の警察官。アマン建設会社の爆破テロ指名犯として乃木や野崎たちを執拗に追った。その容疑が晴れた後は、野崎と手を組み、テントを追う。自身含むバルカ警察の多くは孤児出身であり、テントに助けられていたことを知る。ベキが逮捕される際は、深々と頭を下げた。また、ムルーデルのノコルとテントとの関係を疑われないよう、キメル法務大臣に掛け合った。
ワニズ/河内大和
バルカ共和国の外務大臣。3年前にゴビから地中にあるフローライトの存在を知らされ、採掘権を得る計画を企む。できるだけ金を使わないようにムルーデルに土地の買収を進めさせ、全て購入したタイミングで、採掘権に関する話を持ちかけた。また、日本がフローライトの調達に遅れていることを見抜き、日本大使・西岡に話を持ちかけ金銭を受け取っていた。このことを理由に逮捕された。
ゴビ/馬場徹
べレール興産代表でノコルの親友。ムルーデルとともにフローライト事業を進めていた。しかし裏ではワニズと繋がり、ムルーデルが土地の購入を終えた際にその採掘権を奪おうとした。
西岡英子/檀れい
駐バルカ共和国・日本大使。乃木らがバルカ警察から追われていた際、情報をワニズに伝えていた。日本がフローライトの調達において、中国に遅れをとっていることをワニズにつけ込まれ、採掘権を得られるようにと裏金を払っていた。
登場人物④テント
ノゴーン・ベキ/役所広司
テロ組織・テントのリーダー。乃木が幼い頃に生き別れた父親・乃木卓(林遣都)であることが判明した。名前の意味は「緑の魔術師」。テントの資金で児童養護施設を運営している。バルカに渡る前は公安部 外事第一課に勤め、1979年に農業使節団を装いノバク村を拠点にバルカで諜報活動を行っていた。しかし、1984年にスパイを疑ったイスラム武装組織に息子・憂助が攫われ、妻・明美は拷問により死亡する。公安在籍の記録を抹消されたベキもそのまま始末されかけるが、居合わせたバトルカの助けにより一命を取り留めた。その後、亡き妻との約束を守るため4年かけて憂助を探すが死亡したと知らされる。失意に暮れるベキだったが、孤児になっていた赤子のノコル、同じく孤児のピヨ、そしてバトルカとともに孤児救済を行うようになる。公安に見捨てられた当初は日本を恨みもしたが、現在は恨みは消えたと話していた。フローライト採掘で得た利益を孤児や貧しい人々に分け与えるため、自分の身柄と引き換えに日本公安に協力を求め、その後逮捕された。しかし、日本到着後、モニター・新庄の助けを借りて逃亡。家族を奪われた憎しみは40年間消えることはなかった。妻・明美の「復習して」という遺言を心に、かつて自分を見捨てた元・公安部外事課課長、上原を手にかけるため自宅を強襲。別班・乃木に撃たれた。
ノコル/二宮和也
テロ組織・テントの幹部。ノゴーン・ベキの代弁を勤める彼は、ベキとは血のつながらない息子であると明かされた。孤児院を管理する会社・ムルーデルの代表を務める。赤子のころに孤児となり、ベキに救われる。フローライト採掘の主導権を得たあとは、ムルーデルの代表として、テントと関わりを断ち事業に携わることになる。
バトラカ/林泰文
ノゴーン・ベキの側近。幹部の中でも上位の立場と思われる。「プライベートミリタリーアンド セキュリティーカンパニー(PMSC Y2K)」の代表を勤め、テントの軍事部分を支えている。17歳の時にイスラム武装組織に雇われていたが、ベキを哀れみ逃亡に手を貸す。それ以降、テントの一員としてベキと歩みを共にする。ベキとともに上原を遅い乃木に撃たれた。
ピヨ/吉原光夫
テロ組織・テントの軍事統率者。テントがまだ大きくなる前、当時12歳だったピヨは銃の腕を買われ、近隣の村の護衛時にベキをサポートする。ベキとともに上原を遅い乃木に撃たれた。
アリ/山中 崇
GFL社社長であり、テントの上位幹部で日本担当。アマン建設会社のザイールと結託し、丸菱商事から1億ドルを奪う。別班に家族を人質に取られ、テントの情報を漏らした。
アル=ザイール/エルヘムバヤル・ガンボルド
アマン建設会社の代表であり、テントの幹部。乃木と対面した際「VIVANTか?」と言い残し爆弾により自爆した。
山本巧/迫田孝也
丸菱商事に務める乃木の同期。3話では誤送金データを調べるためにサーバールームに侵入する乃木の協力をする。正体は日本に不満を持つ、テントのモニター。天才的ハッカーである太田を脅し、誤送金事件を起こした。その後、別班に情報を漏らした上で始末される。
登場人物④柚木薫とジャミーンたち
柚木薫/二階堂ふみ
WHI(世界医療機構)の医師。バルカ共和国で3年前から医療に従事する。バルカ警察にテロ関係者と見なされ、乃木、野崎と逃走劇のすえ日本に帰国する。その後、日本医療センターに勤め、ジャミーンの心臓の手術を成し遂げた。乃木と関係を築く。乃木から通帳と乃木が住む家の権利書を譲られる。
アディエル/ツァスチヘル・ハタンゾリグ
バルカ共和国に住む、ジャミーンの父。砂漠で倒れる乃木を介抱した。ザイールの自爆テロに巻き込まれ死亡。1話で、テントのリーダー・ベキが、アディエルとジャミーンとは知り合いであるような様子を見せていたが、9話で孤児だったアディエルはベキと出会い、身を寄せていたことが明らかになった。彼はノコルと兄弟のように共に育ったが、テントには参加していない。結婚祝いに、乃木が生まれた家を貰った。
ジャミーン/ナンディン-エルデネ・ホンゴルズラ
バルカ共和国に住む少女。母親を目の前で失ったショックで口がきけない。アディエル曰く、「人間の善悪を直感的に見抜ける」。心臓に持病があり、主治医の柚木薫とともに日本へ渡る。足りない治療費1470万円のために薫がクラウドファンディングを行なっていたが、乃木が負担し手術可能となった。柚木薫と乃木の家で暮らす。
登場人物⑤丸菱商事
長野利彦/小日向文世
丸菱商事の専務。決算までにGFL社への誤送金を回収するよう、乃木たち部下に命ずる。テントの一員ではないかと疑われたが野崎の捜査によって無関係とされた。
組織
別班
乃木と黒須が所属する自衛隊の影の諜報部隊。日本を狙うテロ組織などを秘密裏に始末する任務を行う。「美しき我が国を汚す者は何人たりとも許さない」を信条に、任務の遂行に合法、非合法は問わない。
テント
バルカ共和国のテロ組織。丸菱商事の誤送金問題を影で引き起こしていた。組織には幹部の他、自分の国に不満をもった若者を洗脳した「モニター」という存在がおり、自国で組織のために活動させている。テロ活動のほとんどが請け負いで、犯行後に組織のマークを残すものの思想や信念が見えないのはそのためだった。その他、サイバー攻撃や暗殺、誘拐も行い資金を稼いでいる。犠牲者が出なければそれに越したことはない、という精神をもつ。その目的は孤児救済。ここ3年で売り上げを7億3870万ドルまで伸ばし、大半を土地購入に費やしている。バルカ北西部の地下に大量のフローライトが眠っていることを知り、その土地を買い占めることで莫大な利益を得て、半永久的に孤児や貧しい人々に富を分配しようと計画していた。フローライトをめぐり政府と戦い、主導権を得たのち解体した。
警視庁公安部
野崎、新庄が所属する。二人は外事捜査官として、バルカ共和国日本大使館に駐在していた。「世界中を巻き込む大きな渦」から日本を守る目的のもと、別班やテロ組織について調査している。あくまで国を守るという目的は別班と一致しており、別班を明るみにすることは国益を損なうことだと認識しているため、敵対はしていない。
バルカ政府(警察)
チンギスが所属する組織。ザイールによる自爆テロに居合わせた乃木と野崎、病院内で二人と会話をしていた柚木をテロ組織の一員と疑い、確保しようと執拗に追いかける。第5話では、野崎と手を組みテントを調べ始める。チンギス含む警察の大半が孤児であることが明らかになった。
『VIVANT』作品情報
日曜劇場『VIVANT』
原作・演出:福澤克雄
脚本: 八津弘幸、李正美、宮本勇人、山本奈奈
演出: 宮崎陽平、加藤亜季子
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/VIVANT_tbs/
※2023年9月19日時点の情報です。