『変な家』だけじゃない!ゾクゾクがたまらない「何かが変」を楽しめる映画&ドラマ5選

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なつほ

『変な家』だけじゃない! 「何かがおかしい」作品を厳選してご紹介!

最初はちょっとした違和感から始まり、真相に気づけばゾッとする。サスペンスやミステリー映画の「何かが変」な演出って、ちょっと怖いけどついつい見たくなりませんか? 「何かが変」と言えば映画『変な家』(24)が人気ですが、ゾクゾクできる作品はまだまだあります!

本記事では、真実を知ればゾッとする「何かが変」な映画を厳選してご紹介します。

映画『変な家』(2024)

あらすじ:“雨男”の名前でオカルト専門の動画クリエイターとして活動をしている雨宮は、ある日マネージャーから相談を受ける。引越し予定の一軒家の間取りがどうも“変”だという。そこで自身のオカルトネタの提供者で、ミステリー愛好家で変人設計士の栗原に意見を聞くことに。栗原はその不可解な間取りから、突拍子もない恐ろしい仮説を立てる。その矢先、あの“変な家”のすぐ側で死体遺棄事件が起こる……。

「何かが変」をもっと楽しむ! 映画&ドラマ

ドラマ『何かおかしい』(2022)

あらすじ:ラジオ番組「オビナマワイドGO!GO!」の生放送のラジオブースに「思い出の遊園地の閉園日に生中継してほしい」というお便りが届く。番組はリクエスト通り、遊園地の閉園式典を中継することに。閉園を惜しむ来園客で賑わう中、SNSでは「#みずきLOVE」とともに、遊園地で撮られた不気味な写真と、謎の喋る人形の動画が投稿され、拡散されていた。“何かおかしい”という小さな違和感が、後に予想もしない悲劇を巻き起こすのだった……。

生放送のラジオブースを舞台に、送られてくるお便りから不穏な事件へと繋がっていくヒューマンホラードラマ。「お化けや悪魔より、生きてる人間が一番怖い!」と思わされる内容となっている。原案を担当するのは、『変な家』(24)の原作者でもある雨穴。今作に出演もしている。脚本は「闇芝居」シリーズなどの熊本浩武、『東京怪奇酒』(21)などの太田勇、「ソロ活女子のススメ」シリーズなどの及川博則。

映画『エスター 』(2009)

あらすじ:3人目の子供を流産し、未だに心の傷が癒えないケイトは、夫のジョンと養子を迎え入れることを決める。二人は孤児院で、ロシア出身のエスターという少女に出会う。聡明で利口なエスターに好感を抱き、夫婦は彼女を引き取ること。天使のように思えたエスターだったが、彼女の周りで奇妙なことが起き始め……。

周りの子供よりしっかりしていて、女の子らしい格好を好み、一見天使のような少女のエスター。ストーリーが進むにつれて、その姿からは想像もつかない恐ろしい行動を取るようになる。「何かが変」と気付いた頃にはもう手遅れかも……。監督を務めるのは『ブラックアダム』(22)などのジャウム・コレット=セラ。脚本は『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(21)などのデイビッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック。エスターを演じるのはイザベル・ファーマン。

映画『ゲット・アウト』(2017)

あらすじ:ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリス。ある週末、白人の彼女・ローズの実家へ招待される。熱烈な歓迎を受け安心したのも束の間、黒人の使用人がいることに違和感を覚える。翌日、白人ばかりのパーティーの中で、古風な黒人の若者を見つけたクリスはその姿を携帯で撮る。フラッシュが焚かれた瞬間、彼は鼻血を出し「出ていけ!」と襲い掛かってくる。異変を感じたクリスはローズと共に実家を出ようとするが……。

ローズの両親はにこやかにクリスを迎え入れ、黒人に対しても差別意識はないことをアピールしてくる。しかし、実家に足を踏み入れた時から感じる、異様な違和感……。その違和感が次第に確信へと変わっていく過程が恐ろしく描かれている。「何かが変」な感覚の正体を知った時、思わずゾッとしてしまうはず。監督・脚本は『NOPE/ノープ』(22)などのジョーダン・ピール。主人公のクリスを演じるのはダニエル・カルーヤ。

映画『アンテベラム』(2020)

あらすじ:社会学者で人気作家のヴェロニカは、優しい夫や幼い娘と幸せな家庭を築いていた。ある時、ニューオーリンズでの講演会に招待され、力強いスピーチを披露し拍手喝采を浴びる。その夜、ヴェロニカの輝かしい日常は突如崩壊し、悪夢へと変わるのだった。一方、エデンはアメリカ南部のプランテーションで奴隷として過酷な労働を強いられている。ある悲劇をきっかけに、仲間と共に脱走する計画を立てるが……。

タイトルの“アンテベラム”はアメリカにおいて「1861年の南北戦争以前の時代」を指す言葉。物語では「黒人奴隷として生きるエデン」と「現代社会で活躍するヴェロニカ」の2軸が交互に展開していく。なぜエデンとヴェロニカは同じ顔をしているのか、ところどころに出てくる妙なセリフは何なのか……。随所に違和感が隠れており、点と点が繋がりはじめると真相が見えてくる。監督・脚本はジェラルド・ブッシュとクリストファー・レンツ。

映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』(2022)

あらすじ:完璧な生活が保証された街で、アリスは愛する夫ジャックと平穏な日々を送っていた。ある日、隣人が赤い服の男達に連れ去られるのを目撃してしまう。それ以降、彼女の周りでは頻繁に不気味な出来事が起きるように。次第に精神が不安定になり、周囲からもおかしくなったと心配されるアリスだったが、あることをきっかけにこの街に疑問を持ち始める……。

アリスが住む街での女性たちは、夫のために家事をこなし、時にはパーティーを開き、仕事に向かう夫を送り出す毎日という何不自由ない生活を送っている。そんな華やかな日常にはそぐわない異様な女性の登場や、度々差し込まれる不可解な映像に「何かが変」と感じずにはいられない。監督および出演は、自身も俳優として活躍し、本作が監督第2作となるオリヴィア・ワイルド。主人公夫婦を演じるのは『ミッドサマー』(19)のフローレンス・ピューと、歌手としても活躍するハリー・スタイルズ。

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※2024年4月18日時点の情報です。

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