「アンフェア」シリーズは、2006年に始まった篠原涼子主演の刑事ドラマ&映画。父親を殺された犯人を見つけるため刑事になった雪平夏見が、数々の難事件に挑む。二転三転する先の読めない展開に、ドラマ終了後も圧倒的な支持を得て、映画やSPドラマと全8作品に広がりを見せました。今回は、10年の月日を経て完結した劇場版を含め、全8作品をまとめて紹介します。
『アンフェア』(2006)
犯人の検挙率No.1刑事・雪平夏見(篠原涼子)は、新米刑事・安藤一之(瑛太)とコンビを組み捜査を行う。推理小説になぞらえた事件から始まり、なぜか雪平の周囲の人物が事件に巻き込まれていく。そして事件を解決するうちに、驚くべき黒幕が明かされる。
2006年に放送された連続ドラマ。かつて事件で未成年を撃ったことから、社会の“犯人でも撃っていいのか?”という世評に揺るがず捜査を行う敏腕女刑事を篠原涼子が見事モノにし演じる。放送中は黒幕の正体は誰なのか視聴者の予測が飛び交った。
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『アンフェア the special 『コード・ブレーキング~暗号解読』』(2006)
元警察幹部が次々に殺される事件が起きる。雪平は公安内部の情報を警察にスパイする任務を受ける。そうして事件に関わるうちに、かつて刑事で殺されてしまった自分の父親が関係しているのではないかと気づき始める。
放送終了後も絶大な支持を受け、製作されたSPドラマ。雪平が刑事になるきっかけとなった父親の死のきっかけが描かれる。新たに登場する公安部の斉木(江口洋介)を始めとし、誰が敵か味方がわからない展開が続く。
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『アンフェア the movie』(2007)
雪平の娘・未央の乗っている車が爆発、入院するも病院がテロリストにより占拠されてしまう。テロリストの要求は警察が不正に流用した80億円を引き渡すこと。テロリストと不正をバラされたくない警察、未央を救い出したい雪平の攻防が始まる。
ドラマの大ヒットを受けて映画化。スケールアップされた事件が劇場のスクリーンで迫力満点に展開される。今回も数々の裏切り者が登場、最後には驚くべき黒幕の正体が待ち受けている。
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『アンフェア the answer』(2011)
病院のテロ占拠事件以降、雪平は東京を追われ北海道に勤務していた。一方、東京では容疑者が次の被害者になるという謎の事件が起きる。その事件の容疑者に、雪平の元夫・佐藤(香川照之)が挙げられてしまい、再会する雪平と佐藤だったが、雪平が次の容疑者になってしまう。警察から追われることになった雪平だったが、真犯人の狙いは雪平が持つ機密データが入ったUSBだった。
前回の劇場版の続編。様々な思惑が絡み、二転三転する犯人や真相に目が離せない。
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『アンフェア the special 『ダブル・ミーニング 二重定義』』(2011)
雪平の後任として特殊犯係に望月陽(北乃きい)が配属される。それから間もなく、集団誘拐事件が起きる。犯人の要求は“東京タワーを夏にしろ”という不可解なものだった。最初はイタズラかと思われたが、誘拐された者の中から被害者が出てしまい、その後も不可解な要求が届く。一体犯人の目的は何なのか。
本編のスピンオフ作品。北乃きい主演で放送され、もう一つのアンフェアな事件が描かれた。前作の映画2作品を繋ぐ鍵となるシーンも登場し、映画と合わせて見逃せない1作。
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『アンフェア the special 『ダブル・ミーニング~Yes or No?』』(2013)
世間に残酷な動画がネット配信されていた。それは視聴者にYesかNoかを問い、回答が違っていれば人質を殺すという恐ろしい内容だった。人質には町田(綾野剛)が選ばれ、射殺されてしまう。望月陽ら警視庁は必死に事件を捜査するが、その残酷なクイズと結果に世間は加熱し、全国のテレビで放送されることになってしまう。
望月陽シリーズの2作目。今回もどんでん返しの結末が訪れる。SPドラマだが、劇場版並みのスケールの大きい事件となっており見応え抜群。
『アンフェア the special 『ダブル・ミーニング 連鎖』』(2015)
ある日、警視庁宛に奇妙な人形が届く。その人形にはかつて望月陽が誘拐された時につけられた火傷の跡と同じ場所に傷がつけられており、再会をほのめかすメッセージが添えられていた。望月が過去の誘拐事件の捜査を始めたが、その中、別の新しい少女誘拐事件が起きてしまう。望月の誘拐事件と、今回の誘拐事件は、関係しているのか。苦悩する望月の前に現れたのは、自分の前に特殊犯に在籍していた刑事・雪平だった。
スピンオフ作品3作目。望月陽のエピソードはしっかり完結し、雪平にバトンを繋ぐ展開となる。
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『アンフェア the end』(2015)
警察の機密データを所持する雪平は、有効に利用できる機会を窺っていた。そんな中、信頼できる協力者の津島(永山絢斗)に出会った雪平は、共に海外へ逃亡。国家の闇を暴くため、父親の死の真相をするために、雪平は絶体絶命のピンチへと陥っていく。
シリーズ完結編。ついに雪平の父の死の真相、黒幕が明かされる。シリーズ通しての鍵となる“アンフェアなのは誰か?”というメッセージも登場し、シリーズならではの面白さを衰えさせず、堂々の完結となった。
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(C)2011 アンフェア製作委員会(C)2015 関西テレビ放送/フジテレビジョン/ジャパン・ミュージックエンターテインメント/東宝/共同テレビジョン
※2020年4月28日時点の情報です。