映画『インクレディブル・ハルク』あらすじ&見どころまとめ!カメオ出演しているあの人とは?「アベンジャーズ」との関連性は?

映画は愛と寛容さ、そして覚悟を忘れずに!

チャーリー

MCU作品シリーズの第2弾となる『インクレディブル・ハルク』をご紹介!あらすじやキャスト、見どころをチェック。

世界的なスマッシュヒットとなった「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」シリーズ第2弾となる本作。科学者と巨大モンスター「ハルク」を名優エドワード・ノートンが見事に演じ分ける。その超人的な力に魅せられたティム・ロス扮するブロンスキーが変貌を遂げたアボミネーションとの対決は圧巻の大迫力だ。

インクレディブル・ハルク』(2008)あらすじ

科学者のブルース・バナー(エドワード・ノートン)は、カルバー大学で自らの肉体を使って研究を続けていた。しかし、放射能実験に失敗し、大量のガンマ線を浴びてしまう。すると怒りを感じた時、アドレナリンの分泌とともに身体が巨大な緑色のモンスター=ハルクへ変身してしまうことに。愛する者を傷つけ、追われる身となってしまったブルースは、モンスターとしての秘密をひた隠しにしながら、治療法を見つけようとする。ブラジルでの潜伏生活では、肉体に変化が起こらない日数をひたすら数える日々を送る。肉体の変化は怒りの感情に起因するため、肉体をコントロールすることで怒りを抑える修行をし、日々の労働に汗を流す。しかし、ブルースは働く工場で誤って自分の手を切ってしまい、血液が混入したドリンクが出荷されてしまう。治療法を見つけたと思っても失敗に終わるブルースは、アメリカにいるミスター・ブルーに助けを求めるのだが……。

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※以下、「アベンジャーズ」シリーズのネタバレを含みます。

キャスト&スタッフ紹介

ブルース・バナー / ハルク:エドワード・ノートン

エリザベス・“ベティ”・ロス:リヴ・タイラー

エミル・ブロンスキー / アボミネーション:ティム・ロス

サディアス・E・“サンダーボルト”・ロス:ウィリアム・ハート

サミュエル・スターンズ:ティム・ブレイク・ネルソン

レナード・サムソン:タイ・バーレル

監督:ルイ・レテリエ

脚本:ザック・ペン

製作:アヴィ・アラッド / ゲイル・アン・ハード / ケヴィン・ファイギ

製作総指揮:スタン・リー / デヴィッド・メイゼル / ジム・ヴァン・ウィック

撮影:ピーター・メンジース・ジュニア

音楽:クレイグ・アームストロング

インクレディブル・ハルク』の見どころ&注目すべき点

ガンマ線を汚染された老人の正体

ブルースが不注意から垂らしてしまった血液が、瓶詰めされて出荷されたガラナ・ソーダ。それをアメリカに住む老人が飲んでしまい、ガンマ線に汚染されてしまう場面がある。ソーダを一口飲み、その刺激の強さに驚いて瓶を床に落としてしまう老人こそ、「MCU」シリーズの人気キャラクターを生み出した原作者のスタン・リーだ。シリーズ第1作目となる『アイアンマン』(2008)でもトニー・スタークが主宰するパーティーの客として登場しているが、シリーズのほぼ全ての作品にカメオ出演している。スタン・リーの姿を探す楽しみも、本シリーズの醍醐味のひとつである。

ロケーションを活用したアクション映画として

本作は「MCU」シリーズの第2弾として位置づけられているが、所謂ヒーロー映画の雰囲気とは異なっている。ブルースが潜伏するブラジルの小都市の街並が妙にリアルで、そこに暮らす人々の日常が描かれている。ブルースの現在地を突き止めた精鋭部隊と繰り広げる逃走劇の際にも、迷路のように入り組んだ地形をうまく利用しながら、サスペンスフルな映画的アクションが演出される。また、スーパーヒーロー映画としては作品のトーンも暗く陰鬱だ。例えば、「アベンジャーズ」シリーズの『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で、スーパーヒーローたちが闘う飛行場でのアクションシーンも絶好のロケーション撮影だったと言えるが、本作のブラジルのロケーションは、純粋に面白いアメリカのアクション映画としての側面が強調され、「MCU」シリーズらしさを感じさせない特異さがある。その意味では、ハルクを演じた演じたエドワード・ノートンが製作サイドと揉めて、本作以降降板してしまうのも自ずと納得がいく気がする。それは彼がヒーロー映画にはそぐわない演技派のオスカー俳優であることにも起因する。

「アベンジャーズ」シリーズでの位置づけ

エドワード・ノートン演じるブルースは平常時ではクールで、女性からモテる好人物だが、心拍数が200を超えると、ガンマ線に汚染された血液の濁流によって一瞬のうちに体内変化は起こる。緑色の巨体となったハルクにはもう誰も手がつけられず、彼の怒りは行き着くところまで行き、放出される。一方、ハルクの血液を注入されたブロンスキーは恐るべきアボミネーションへと変身してしまう。その姿はハルクと似ているが、「憎悪」を意味する通り、ヴィランとしての恐怖がある。ブロンスキーがアボミネーションに変身するとロス将軍は転じてハルク側につくが、ラストでは職を解かれてしまう。そんなロスの元へ登場するのが、冒頭に名前だけ登場したスターク・インダストリーズのCEOであるトニー・スタークだ。さらに「S.H.I.E.L.D.」の長官ニック・フューリーの名が記された公文書が登場するなど、随所にその後のシリーズの伏線となる要素が散りばめられている。その後に渡る重要な作品として、次作以降へと引き継がれていく。

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「アベンジャーズ」シリーズを全作品公開順に観るなら?

(1)『アイアンマン』(2008)
(2)『インクレディブル・ハルク』(2008)
(3)『アイアンマン2』(2010)
(4)『マイティ・ソー』(2011)
(5)『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
(6)『アベンジャーズ』(2012)
(7)『アイアンマン3』(2013)
(8)『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)
(9)『キャプテンアメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
(10)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)
(11)『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
(12)『アントマン』(2015)
(13)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
(14)『ドクター・ストレンジ』(2016)
(15)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)
(16)『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
(17)『マイティ・ソー/バトルロイヤル』(2017)
(18)『ブラックパンサー』(2018)
(19)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
(20)『アントマン&ワスプ』(2018)
(21)『キャプテン・マーベル』(2019)
(22)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
(23)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)

※本記事で紹介した作品に「」をつけます。

 

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※2020年9月10日時点の情報です。

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