こんな学生生活送りたかった!独特な空気感がたまらない等身大のキラキラ青春映画選

映画デートでモメてみたいショタコン文筆家

martha

桜も満開!春も本番!

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忙しく新学期や新学年を迎えた皆さんも多いかと思います。新しい環境に期待も膨らむ反面、不安も多いこの時期・・・。

ぜひ、スクリーンの中の彼らのように素敵な学生生活を送ってもらいたい!若い自分を大切にしてほしい!

そんな思いを込めて、数ある邦画の学園モノから特に独特の空気感がたまらない、大好きな作品をご紹介したいと思います!白いシャツやスカートがフワッとひろがる、制服姿の主人公たちにメロメロになっちゃって下さい!

『青の炎』

先日、日本アカデミー賞を受賞した嵐の二宮和也さんと松浦亜弥さんが共演した、悲しく痛々しい苦味の残る『青い炎』。蜷川幸雄監督が貴志祐介著作の有名小説を映画化し、今では高く演技力を評価される二宮さんの俳優人生の始まりともなった作品であると言えるかと思います。

二宮さん演じる秀一は、母と妹と3人で暮らす平和で幸せな日々を大切にする高校生。ガレージに秘密基地のような個人部屋を作り暮らす秀一は、華奢で繊細そうなルックスと、知的で鋭い目線が魅力的な少年。”永遠の17歳”と言わせた彼だからこそ醸し出せるこの雰囲気、流石の一言です。いつも冷静沈着で、チャイムギリギリに駆け込んでくるあんなクラスメイトがいたら気にならないわけがない!!

そんな秀一たち、3人の家族を脅かすのは、突然押しかけてきて居座ってしまった母の再婚相手。幼い頃に母と自分に暴力を振るった男の記憶が、秀一の脳裏に蘇ります。追い出すように説得しても、なかなか行動に移さない母の真意が読めないまま、廊下のつき当たりの部屋に潜む悪魔から母と妹を守るため、秀一の密やかな殺人計画は進んでいきます。

ストーリー自体は重く、少年犯罪というテーマを扱った問題作ではありますが、秀一と典子のやり取りや、友人や妹とはしゃぐシーンはとてもほほえましく、ロケ地鎌倉や湘南の雰囲気も合わさって印象的な学校でのシーンが数多く出てきます。

典子の画材セットを駄目にしてしまった秀一が、長い渡り廊下を走って謝りに行くシーンは息を止めて観てみてください。ふたりの息遣いと絶妙な間が、何度観てもじんわり熱くさせてくれます。典子の「じゃあ、付き合って」の台詞に、ん?どういう意味? とドキドキすると、「画材屋いくの付き合って」と言い直す彼女。そして、唾を飲み込んだ秀一が一息置いてから放つ「いいよ」の三文字。絶妙か! と突っ込みたくなる、わたし的、名、名名シーン!!

原作での典子はもう少しよく話す印象でしたが、松浦亜弥さん演じる典子は寡黙で聡明な女の子。芝居経験があまり無かった当時の彼女にとっては大きい挑戦になったはずです。それが逆に良かったようにも思えるのも、二宮さんが何でも卒なくこなしてしまうせいでしょうか。ふたりの演技が相まって初々しさともどかしさが表現されていました。

海沿いを歩きながら「好きなものを並べてみるといいわ」と典子に言われる秀一。自分を取り巻くものは結構キラキラしているかもしれない、と観賞した後にノートに書き連ねながら感じたものです。何度観賞しても、青くて苦い時代がよみがえる切ない良作を是非。

『世界の中心で愛を叫ぶ』

せかちゅう

当時、学生だった私たちの間では空前の「セカチュー」ブームが起きたことを覚えています。超、懐かしい!長澤まさみさんと森山未來さんの演じる青春、完璧でした。ホントに、完璧の一言。

彼女の亜紀は白血病で若い命を落とします。学生時代の初恋相手にして、初めての恋人を失ったショックからずっと立ち直れずにいる朔太郎。大人になった彼を演じるのは、大沢たかおさん。亜紀が残したカセットテープをウォークマンで聞きながら、彼はふたりが過ごした思い出の校舎や、放課後の通学路を撫でるように歩きます。その場所場所で、亜紀との思い出が蘇っていく演出がとても良かった。

主に舞台となっているのは、香川県高松市。いつかロケ地を巡ってみたいなあ、と個人的に思う舞台のひとつです。防波堤に寝転がり夕日を見たり、やるせない気持ちを抱えて走ったり、余計なものが無いって実は青春にとって一番重要なことなのかもしれません。

女優さんは特に声が大事だなあ、と邦画を観ていると感じるのですが、「サクちゃん。」と呼ぶ長澤さんの声は、代えの効かない本当に美しい音でした。あのセリフだけでこの映画が出来上がっちゃうんでないかと思うほど、透明で透き通った切ない呼びかけにはまさに!沢山の青春が詰まっていました。
田舎っぽさと時代を感じる、グレーの長めのスカートから覗く膝も、陸上ユニフォームから伸びるスラッと長い脚もなんて素敵なんだろう。朔太郎を意地悪に誘惑するその続きを期待させる水着の生着替え。何だかさっきから長澤さんの脚の話しかしていませんが、間違いなくそこも! この映画の見所です。
森山未來さんのさっぱり男前なルックスがまた良かったと思いませんか!!これが顔の濃い王道イケメンなら、途端に嘘っぽくなってしまう。彼の中身から溢れ出る熱さには、いつも火傷してしまいそうになります。この時から立派に名俳優。そしてこれを書いてて思い出しました! あら、ヤダ! このふたりって、『モテキ』のふたりじゃない! あの亜紀ちゃんが朔太郎に水を口移ししてたんだ~!!(違う)
「ロミオ参上!」と登場するサクちゃん、ドレス姿の亜紀に無口になるサクちゃん、コロッケは醤油派だと語るサクちゃん。スクリーンに残る、ダイヤの原石のような森山さんをたっぷり味わってみてください。

『花とアリス』

花と

蒼井優さんと鈴木杏さんの組み合わせ、黄金バランスと言っても過言ではないでしょう。ふたりの大ファン! って方、多いと思います。言わずもがな、私もその1人です!

優ちゃん(あえて、ちゃん付けで呼びたい!)演じるアリスは、どちらかというと器用で、何でも卒なくこなすタイプ。男の子に受けるツボも知っていて、振り回される側はムカつくんだけど結局何だか憎めなくてまた会いに行ってしまうような、魅力たっぷりな女の子。対して杏ちゃん演じる花は不器用で風変わりで、電車が好きなオタク気質で、彼女が持つ独自の世界観をまだ活かしきれていない。

憧れの先輩をストーカーしちゃうところなんて普通に考えたらちょっとぶっ飛んでるはずなんだけど、そういうしょうもないことしちゃう時期、誰でも絶対にあると思うんです。10代に絶対経験すると思うんです! 痛い経験! だからこそ器用で天真爛漫なアリスよりも、花に親近感を抱くのはきっとごく自然なことだって勝手に思ってるんですが、みなさんはいかがでしょうか?

でもでも、そこはかとなくアリスになりたい憧れも拭えない!! この作品を観ている間は、そのふたつの感情に振り回され、そして時々それを見透かされたように、ふたりが身につけるカラフルな小物や花(草木の方)の色にハッとさせられるのです。

アリスが平泉成さん演じるパパとの別れ際に言う「ウォーアイニー」。いつも真似したいなあと思う可愛くて切ない台詞です。実際に真似したら笑われちゃうかもしれない。岩井俊二監督はそういう痛さを絶妙に表現する映画人。桜満開の通学路ではしゃぐ場面や、先輩を取り合って海辺で喧嘩するシーンは岩井監督の好みがパーンッ!! はじけちゃってます!!

“絶交”ってすぐ言っちゃったり、いつも身勝手な女の子が家では親に振り回されていたり、誰かを”君”って呼んでみたり。痛いなあ。若いってとっても痛いですよね。だからいいんですけどね。大人になっちゃう前に思いっきり痛いことして欲しい! って、おばちゃんは思います。(とっても個人的に)

ジーンズにロンT姿が美しい花と、紙コップのトゥシューズで舞うアリス。会いたくなって来たーーー!!!

こちらのキャスト陣が声優をつとめた、岩井監督のアニメ長編映画『花とアリス殺人事件』。こちらも花とアリスのファンなら観ておくべき作品ですので要チェック!!

殺人事件

(C)花とアリス殺人事件製作委員会

桜の季節はワクワクするけどとっても短いから、この時期の出会いを大切にしたいですね。青春まっただなかの皆さんに、等身大の主人公たちが魅力的な作品をもっともっとご紹介したいと思っておりますので今後もお楽しみに!進級、進学おめでとうございます!

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    蒼井優とお父さんのシーン好きです。 何回みても飽きないから不思議
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    なんだか奇妙 蒼井優ちゃんが美少女すぎてきやん
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    なんかほのぼのする!懐かしい子供時代ってほどでもない歳だけどなんかブーーーンって遊びたくなった!!🤩✨✨
花とアリス
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