映画ファンに人気の三谷幸喜監督おすすめ作品まとめ！『THE 有頂天ホテル』『ステキな金縛り』『記憶にございません！』など8本

学生時代に劇団を旗揚げして大成功を収め、TVドラマから映画まで多数のヒット作を生み出している三谷幸喜監督。ふとした行き違いや勘違いから繰り広げられる、ドタバタのシチュエーションコメディや人情喜劇が多いことが特徴で、見る者を平和な笑いに誘う。今回は、そんな三谷幸喜監督のおすすめ作品8本をまとめてご紹介します。

『みんなのいえ』（2001）

三谷幸喜監督の映画2作目。監督自らの家づくり体験を元にした、ドタバタのホームコメディ。唐沢寿明、田中邦衛、田中直樹、八木亜希子、伊原剛志出演。

おしゃれなマイホームを夢見る飯島夫妻は、妻・民子の同窓で新進気鋭のデザイナーの柳沢に設計を、民子の父で頑固な大工の長一郎に施工を依頼する。アーティスト気質の柳沢と、職人気質の長一郎はことごとく対立し、夫婦にも思わぬトラブルが襲いかかる……。

『THE 有頂天ホテル』（2005）

大晦日の高級ホテルで繰り広げられる騒動を描いたシチュエーションコメディ。役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾、篠原涼子出演。

年越しのカウントダウンパーティーを2時間後に控えた高級ホテル「アバンティ」。副支配人・新堂に課せられた責務は、この一大イベントを無事成功させることだが、予想だにしないトラブルが次々と巻き起こる。従業員と訳ありの宿泊客たちが右往左往するホテルで、イベントは無事開催されるのか？

『ザ・マジックアワー』（2008）

佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行出演。劇中劇で映画監督役として市川崑監督が出演しており、本作が最後の出演作となった。

とある港町を牛耳るギャングのボス・天塩の愛人に手を出してしまった手下の備後。命の代償として、5日以内に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探すよう命じられる。しかし、期限が迫ってもデラを見つけられずに困った備後は、無名の三流役者・村田を雇ってデラを演じさせることを思いつく。

『ステキな金縛り』（2010）

奇想天外な法廷コメディ。深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、草彅剛出演。

失敗続きで後がない弁護士のエミに、ある殺人事件の弁護が持ち込まれる。被告人は、事件当時は金縛りにあっていたので犯行は不可能だとアリバイを主張。エミは、被告人の上にのしかかっていたという落ち武者の幽霊・六兵衛を証人として裁判所に呼ぼうとするのだが……。

『大空港2013』（2013）

WOWOWで放送されたワンシーン・ワンカットドラマの第2弾。Blu-ray発売に先駆け映画館で特別上映された。竹内結子、生瀬勝久、戸田恵梨香、池松壮亮、梶原善出演。

羽田空港へ向かう予定の飛行機が天候不良のため急遽松本空港に到着することになり、グランドスタッフの大河内千草が乗客のフォローを担当する。飛行機に乗っていた田野倉一家の父・守男は不倫相手と密会し、妻の美代子は偽のパイロットの国木田から詐欺被害に遭う。面倒な秘密を抱え込む一家が、やがて空港全体を巻き込んだトラブルを引き起こす。

『清須会議』（2013）

三谷幸喜が2012年に書き下ろした小説を自ら脚色して映画化。役所広司、大泉洋、佐藤浩市、小日向文世、妻夫木聡出演。

天正10年、本能寺の変で織田信長が死去した後、筆頭家老の柴田勝家と羽柴秀吉らが後見決めに名乗りを上げる。勝家は三男の信孝、秀吉は次男の信雄を後継者として指名。両家が根回しを行う中、跡継ぎを決めるための清須会議が開かれ、それぞれの思惑が交錯していく。

『ギャラクシー街道』（2015）

宇宙空間を舞台に繰り広げられるファンタジーコメディ。香取慎吾、綾瀬はるか、優香、遠藤憲一、小栗旬出演。

西暦2265年、木星と土星の間に浮かぶスペースコロニーの「うず潮」と地球を結ぶスペース幹線道路「ギャラクシー街道」は、開通から150年が経ち、老朽化が進んで廃止の噂もあがっていた。そんな街道でひっそりと営業するハンバーガーショップには、様々な星から来た、それぞれの事情を抱える異星人たちが日々集っていた。

『記憶にございません！』（2019）

記憶喪失の総理大臣を主人公とした政治コメディ。中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、小池栄子出演。

史上最悪のダメ総理と呼ばれている総理大臣の黒田啓介は、演説中に投げられた石が頭に当たり、すべての記憶をなくしてしまう。混乱を避けるため、啓介が記憶を失ったことは国民にも家族にも秘密にされ、3人の秘書官のサポートを受けて公務をこなしていく。そんな中、アメリカの大統領が来日し、首脳会談が行われることに……。

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks（フィルマークス）」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2021年2月1日時点の情報です。