独身は禁止であり、独身のままだと動物に変えられる世界を描いたシュールなコメディ映画が『ロブスター』。コリン・ファレル主演で、第89回アカデミー賞脚本賞候補にもなった隠れた名作ですよ。
独身者は施設に入れられて、そこで45日以内に新たなパートナー探しをしなければなりません。失敗したときに変身させられる動物は自分で選ぶことができます。大抵の人は犬を選ぶので世界に犬が増えている、とのことです。
セクシースターのコリン・ファレルがお腹ポッコリの非モテ中年に扮して、妻と別れてこの施設に入れられ新たなパートナーを探すべく奮闘する姿が悲しくも可笑しい。
意中の相手に近づくためいろんな技を駆使しますが、どれも裏目に出そうなものばかり…。 やりがちな失敗例の数々が羅列されていますので、恋愛下手男子のフリ見て我がフリ直していきましょう!
1.無理して相手に合わせちゃう
最初はいいけど、あとで無理が生じて破綻をきたしますからね。
2.タイプじゃない人は雑に扱っちゃう
たぶんモテ男って誰に対しても優しくできるんでしょ。石田純一さんみたいに。
3.いつも男友達といる
漫画「東京タラレバ娘」にもありましたね。〝もし結婚したいなら〟女子会をちょっと減らしたほうがいいんじゃない? と。
4.相手が興味のない話をずっとする
これは気をつけたい…。好きな映画聞かれて「『ラースと、その彼女』です。え、知らないんですか?主人公がダッチワイフに恋する話で…」とか延々と喋っちゃいけなかったんだ…。
【まとめと注意】
人気英国俳優のベン・ウィショーが〝足の悪い男〟という役名で出ていますよ。モテモテ俳優だけにすぐにパートナー見つけますが、鼻血がウソだとバレたらヤバイ(コリン・ファレルはそのウソを知っている…)。
そこに『キングコング: 髑髏島の巨神』で影の主役だったジョン・C・ライリー(役名:滑舌の悪い男)が加わり、コリン・ファレルと3人で結託しつつもそれぞれの思惑がぶつかり合ってサスペンスな展開に…。
こんなことやっておきながらなんとラストには深い深い愛の物語になるという、本当に異色のシュールコメディです!
突飛な設定のようですが、現実でも独身者は肩身狭いですしね。ある意味脅迫のように結婚を勧められるわけですから現実もこの映画とさして変わらないのでは?
ちなみに「なんか恋愛映画らしいょ♪」ってカップルでこの映画を観たらすごく変な空気になると思うので是非そうしてください。ただ、R-15ですので決して家族団欒のときに観たりしないように!
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