人気の波また到来!『フィフス・ウェイブ』クロエ・グレース・モレッツの魅惑映画3選

シネマは身体の一部です。

イトウタクマ

代表作『キック・アス』が2010年公開と考えると、もうすでに6年が経っているのですね。小学1年生の子が中学1年生になる程の年月が経っているとは思えないほど、ヒット・ガールの雄姿はいつまでも新鮮に映ります。

大人顔負けのガン&ブレードアクションを見せつけ、ティーンガール女優の中でもトップクラスの実力を身に着けたクロエ・グレース・モレッツちゃん。(以下、クロエちゃんと略します)

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出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Chlo%C3%AB_Grace_Moretz

2016年4月23日に最新主演映画『フィフス・ウェイブ』が公開されることもあり、今回はクロエちゃんの代表作『キック・アス』を含め、ヒット・ガール的”じゃない”面の魅力も一緒に、3本の映画から探ってみようと思います。

最高にキュートなクロエ・グレース・モレッツとは

クロエ・グレース・モレッツは1997年2月10日、ジョージア州アトランタで生まれました。5人兄弟の末っ子で、上4人はみんなお兄さんです。彼女のinstagramをフォローしている方にはお馴染みかもしれませんが、ご家族みんな仲良し。彼女のinstagramにお兄さんやお母さんがたびたび登場します。

5歳の頃から子役としてモデル業等を経験し、2005年公開『悪魔の棲む家』のチェルシー役で注目を浴びます。当時クロエちゃんはまだ8歳! 本作では屋根の上を歩くシーンをスタント無しでトライしたらしいです。ヒット・ガールに負けるとも劣らないタフネスですね。

魅力1:ちょっとトンでる最強の女子

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クロエちゃんと言えば、やっぱり『キック・アス』は外せません。この映画によって彼女は一躍人気女優に仲間入りしました。さて、先ほどから何度も登場する”ヒット・ガール(Hit-Girl)”とは? ご説明いたしましょう。

本作はマーク・ミラーとジョン・ロミータ・Jrによるアメコミを原作としています。作品の中で際立った人気を誇るのがヒット・ガールです。

10歳(映画では11歳)の少女でありながら銃器類や両刃の薙刀を得意とし、父親譲りの曲がった”正義感”で悪を斬り伏せるヴィジランテ(自警団)として活動しています。

映画での人気シーンは・・・やはりラズール一味との大格闘シーンですね。LAパンクを代表するバンド、ザ・デッキーズの「バナナ・スプリット」をBGMに、バッサバッサと斬りまくります。曲の影響かクロエちゃんの可愛さからか、残酷なシーンなんですがグロさを感じさせません。

本作の大ヒットにより、マシュー・ヴォーン監督は過激でポップなアクション監督として独り立ち。主演のアーロン・テイラー=ジョンソンも本作出演後、『GODZILLA ゴジラ』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』等の大作映画に続々出演するようになります。

言わば本作は、俳優たちの魅力と監督の演出が見事に組み合わさってできた類まれなるアクションムービーの1本であり、クロエちゃんの持つ純粋さとは裏腹な過激アクションと、可愛い顔から繰り出されるスラング混じりのドギツイ台詞を全部丸ごと楽しめる作品に仕上がっているのです。

クロエちゃん入門編として本作は必須です。これ、試験に出ますので必ず観て下さい! 観ない人は「・・・Eeny、 meeny、 miny、・・・ moe!」(ヒット・ガールが暴れる前につぶやく台詞)

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魅力2:リメイク映画もお手の物

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クロエちゃんの出演したリメイク映画と言えば、『モールス』と『キャリー』が有名です。『モールス』は2008年公開のスウェーデン映画『僕のエリ 200歳の少女』のリメイクで、『キャリー』は1976年公開の同名作品のリメイクです。

今回は『キャリー』をピックアップします。ヒット・ガールもある意味怖いキャラクターではありましたが、本作ではホラー映画の主役として堂々の存在感を発揮しています。

1976年オリジナル版ではシシー・スペイセクが演じていました。お世辞にも”美人”とは言えない彼女がクラスメートの企みによりプロムクイーンとして祭り上げられていくのですが、最初はこわばって沈んでいた表情が、舞台に上がる時、最高潮の笑顔を見せるんです。

その後、あの豚の血を浴びせられるという無残な屈指の名シーンに繋がります。最高の笑顔から一転、怯えと怒りに震えたキャリーの超能力が大暴走、クラスメートを大虐殺していき、最後は狂信的な母親との対決を迎えます。

2013年リメイク版も、この流れは踏襲しているのですが、最大の違いはクロエちゃんのキャリーは最初から可愛いんです。あ、シシー・スペイセクさま、ごめんなさい、僕をテレキネシスで襲わないで・・・。

そういった容姿の点も一因として、当初は『キャリー』リメイクという重圧をクロエちゃんが背負い込めるのか? とホラー映画ファンの間では期待と不安が入り混じった反応が多かったのを覚えていますが、ふたを開けてみれば1976年オリジナル版の超能力ホラーとは別の観点からキャリーを描いた傑作として完成されていたように思えます。

その別の観点とは、観客が第三者としてキャリーを見るか、彼女自身の立場で感情移入できるかの違いだと考えられます。オリジナル版では鬼才ブライアン・デ・パルマ監督の得意技である画面分割の手法等を駆使し、キャリーが超能力を暴走させる場面自体を傍観し体感する演出になっていました。

それとは違いリメイク版はキャリーに寄り添うように物語が進みます。彼女が怖がっていたり怯えている様子を、我が身・もしくは親のように共感できるように演出されています。この差異を描けたのは、”運命に囚われた女性“をテーマとした『ボイーズ・ドント・クライ』を過去に監督したキンバリー・ピアースの母親的目線と、クロエちゃんの演技力(+可愛さ!)による功績だと思われます。

ホラー映画というカテゴリを超えて、残酷な運命から逃れらない少女の切なさを描いたダークな青春映画の傑作です。

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魅力3:少女から女性へ…

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最後にご紹介する映画は、2014年公開『イコライザー』です。『トレーニング・デイ』等、硬派な社会派アクション映画に定評のあるアントワン・フークア監督が盟友デンゼル・ワシントンの再タッグを組み、街にはびこる悪を叩くアメリカ版必殺仕事人的アクション映画です。

クロエちゃんが演じるのは、なんと娼婦! ヒット・ガール、超能力少女ときて、ここまで幅広く演じ分けられる若手女優もなかなかいないのでしょうか。喋り方や食べ方、虚ろな表情がどれも印象的です。

クロエちゃん演じるテリーに売春を強制させていたマフィアを、マッコール(デンゼル・ワシントン)は壊滅させ、テリーを自由の身にします。その後、無事に売春から脱することができ、マッコールに再会した時のテリーの表情がとても美しいんです。未来に向かっての第一歩を踏み出した、彼女の表情のすがすがしさが、ストレートに胸に響きます。

下にリンクしましたインタビュー動画にて、クロエちゃんの貴重な役作りの話を伺えます。娼婦を演じるにあたり、彼女は子どもの売春を防ぐ団体に訪問したそうです。その際に「娼婦はそんなに痩せていない」と聞き、役作りのために体重を増やしたらしいです。女優の鑑ですね。

それにスタッフからは「まるでジョディ・フォスターのようだ」とも称賛されています。ジョディ・フォスターの娼婦役と言えば、あの有名な『タクシー・ドライバー』ですね。本作のクロエちゃんはジョディ・フォスターのような聡明さを内に秘め、ただ守られるヒロインではなく自分のちからで自分の道を切り開こうとする強さを体現しています。

最新作はSF大作だ!

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色々な役柄にチャレンジしているクロエちゃんですが、最新作『フィフス・ウェイブ』では謎の異星人からの攻撃に立ち向かいます。“アザーズ”と呼ばれる謎の生命体は、「暗黒」、「崩壊」、「感染」、「侵略」という4つの波(ウェイブ)で人類に攻撃し、更なる第5の波(フィフス・ウェイブ)をもたらそうとします。SF大作のヒロインとして、走る・逃げる・戸惑う・叫ぶクロエちゃん、どのような活躍を見せるのか楽しみですね。

クロエ・グレース・モレッツ主演最新作『フィフス・ウェイブ』は2016年4月23日より全国公開です。実力派女優としてキャリアを重ねつつ、新たな魅力を備えたクロエちゃんを、私含め世の男性諸君は引き続き応援していきましょう!

※2021年6月9日時点のVOD配信情報です。

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  • MariaElena
    3.2
    面白いSFアクションな感じなのに、めっちゃ微妙な面白さ😂 つまらんわけではないけど、面白いか?って聞かれたら、おーん💭って感じ😂 クロエちゃんのシーンは恋愛絡んでて楽しかったけど、兵隊にされそうな子どもたちのシーンはなんかアドベンチャーっぽいノリがしっくりこんかった🤔 マイカーモンローが見たくて選んだけど、目の周り真っ黒な男勝りな役で、可愛い役が見たかった私は違うってなった🤣🙏
  • 絹より木綿
    2.8
    設定は好き
  • あべ
    2.8
    あまり自我のない侵略
  • さーさん
    3
    クロエちゃんがとにかく可愛い作品でした。 内容は序盤がクライマックス、かも。。
  • matchypotter
    3.4
    何か評点が低いけど、その理由は 「エヴァンはどこ行ったのか?」 「結局、その他大勢は助かってないかも知れない」 なのかな。 別に面白くないことない、、、と思う。 いわゆる、地球外からの侵略系。 ロードムービーと、SF超大作アクションの間。 『クワイエットプレイス』ほど防戦一方ではなく、『インディペンデンスデイ』ほどやる気を見せて好戦的でもない。 『ゾンビランド』っぽい道中を楽しむ映画でもある。 何せ、侵略者側が「俺が俺が」の感じではないのが不気味で、ゴリゴリ来ないのにみるみる確実に人類が劣勢になっていく戸惑い感が半端ない。 ちょっと『トワイライト』っぽい種族的な話と、ラブロマンスも入っていて、それがこの作品のオリジナリティっぽい感じに仕上げている。 とにかく、1人の女性が、はぐれて連れ去られてしまった弟を迎えに行くために、ただただ侵略されて荒廃していく森や街を抜けて突き進む話。 クロエちゃん、若干体格がガッチリし過ぎてるけど、魅力は健在。 負傷して手当てをする時に見せる所作や雰囲気や色気が、もはや、高校生のそれではなく、アダルトな雰囲気も漂い始めているけれども、それは日本の映画にもそういうことも多々あるし、クロエちゃんが必死に前を向いて、勇気を出して前に進む姿を観れば良い。 人類に“アザーズ”と呼称される侵略者は、当初は自ら手を下さず、空に留まって、あの手この手を使って間接的に人類を淘汰し始める。 そのあの手この手で滅びない残りを、ついに、自ら、、、と。 その「自らやっちまうぞ」、が、“第5波”と呼ばれ、いよいよ直接的な侵略活動が始まり、人類との本格的な武力戦争に、、、。 の、序章的な部分、かな。 そこで、いよいよ、というところで、“アザーズ”の正体を知り、対峙するクロエちゃんたち若者、という話。 要所要所に割とわかりやすい定番のプロットを織り込ませる。 そこからエヴァンの登場。からの、、、少し飛躍させて、、、、なのだが、それが少し飛躍しきらないところで、元サヤに軌道修正してる感じ。 だから、良い意味で話を散らかすことなく、収めた。 でも、エヴァンの存在がちょっとおざなりにはなっていて、そこはもっと欲しいところ。 この終わり方を察するに、続編を作るつもりだったのかも知れない。 その続編があったら、これはこれで納得の話になる気もする。 サクサク進む分、彼女の旅路は観てて退屈はしないけど、じっくり知りたいとこもあったり。 そこはやたらと慎重なのに、そこはザルか!みたいなとこもあったり。 その辺の妙な緩急に惑わされ、クロエちゃんの可愛さに惑わされ、エヴァンの存在に惑わされる。 そんな侵略系奮闘ロードムービー。 すべては「そのクマのぬいぐるみ」のせい。 しかも、最後はそのクマのぬいぐるみよりも大切なものに気付かされる映画。
フィフス・ウェイブ
のレビュー(8904件)