マーベルコミックスのクロスオーバー企画「マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）」第9作目にあたる『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー』をあらすじやキャストと共にご紹介！「キャプテン・アメリカ」シリーズで見ると、『キャプテン・アメリカ／ザ・ファースト・アベンジャー』（2011）の続編にあたる第2作目。本作監督はルッソ兄弟が担当。脚本は、前作『キャプテン・アメリカ／ザ・ファースト・アベンジャー』（2011）で脚本を担当したクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーが続投した。「アベンジャーズ以外、全員敵。」というキャッチコピーの元、前作からさらに複雑化した物語と、今後の「アベンジャーズ」シリーズに繋がる展開に注目したい。
『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー 』（2014）あらすじ
ニューヨークでの戦いから2年が経ち、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース（クリス・エヴァンス）は、S.H.I.E.L.D.のニック・フューリー（サミュエル・L・ジャクソン）の下で働いていた。ある日、スティーブは、同じくアベンジャーズとして共に戦った仲間ナターシャ（スカーレット・ヨハンソン）と一緒に、海賊によって占拠されたS.H.I.E.L.D.の船の人質を助けるという任務を受ける。しかし、任務中に別の動きを見せるナターシャを目撃したスティーブは、彼女がフューリーから別の命令を受けていたことを知る。フューリーに直接問い詰めたスティーブは、彼は、S.H.I.E.L.D.が進めようとしている“インサイト計画”に違和感を感じ、独自に情報を集めていたことを知る。そして、その後フューリーは、謎の暗殺部隊から総攻撃を受けることとなる。スティーブの元へ逃げてきたフューリーは、スティーブにUSBメモリを渡した直後、ウィンター・ソルジャー（セバスチャン・スタン）から狙撃されてしまうのだった……。そして、スティーブはフューリーの情報をS.H.I.E.L.D.本部へ渡さなかったことにより、これまで一緒に戦ってきたはずのS.T.R.I.K.E.による襲撃を受けてしまう。逃亡犯となったスティーブは、ナターシャと共にフューリーが渡したUSBの秘密やS.H.I.E.L.D.の陰謀を突き止めようと動き出す。
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※以下、ネタバレを含みます。
キャスト＆スタッフ紹介
スティーブ・ロジャース／キャプテン・アメリカ：クリス・エヴァンス
ナターシャ・ロマノフ／ブラック・ウィドウ：スカーレット・ヨハンソン
ニック・フューリー：サミュエル・L・ジャクソン
ジェームズ・ブキャナン・バッキー・バーンズ／ウィンター・ソルジャー：セバスチャン・スタン
サム・ウィルソン／ファルコン：アンソニー・マッキー
マリア・ヒル：コビー・スマルダーズ
ブロック・ラムロウ：フランク・グリロ
アーニム・ゾラ：トビー・ジョーンズ
脚本：クリストファー・マルクス／スティーヴン・マクフィーリー
製作：ケヴィン・ファイギ
製作総指揮：ルイス・デスポジート／ヴィクトリア・アロソン／アラン・ファイン／マイケル・グリロ／スタン・リー
撮影：トレント・オパロック
『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー 』見どころ
キャプテン・アメリカの過去に関して
第二次世界大戦下、スティーブ・ドジャースは、愛国心がずば抜けて高く、人一倍闘う気満々だったが、肉体は小さく戦力外と見なされていた。しかし、スティーブの持つ精神力や忍耐力に可能性を見出したエイブラハム・アースキン博士は、“スーパーソルジャー計画”の被験者として彼を推薦する。そして、スティーブの体に超人血清が投与され、体格が大きく変化した超人兵士へと変貌を遂げたのであった。
その後、キャプテン・アメリカとして第二次世界大戦からアメリカを救うことに成功するが、そのまま70年もの間氷漬けになり、目覚めた頃には見たことのない世界へとワープしてしまっていたのだった。そんなスティーブは、アベンジャーズの一員として再び世界を救い、アベンジャーズ長官でもあるニックの元、諜報組織S.H.I.E.L.D.で働くこととする。そして、今作『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー』では、このS.H.I.E.L.D.で働くところから始まる。
また、今作で最重要キャラとして登場するバッキーは、スティーブの唯一無二の親友。スティーブがまだキャプテン・アメリカになる前の、肉体が小さく弱々しかった頃からの友達であった。しかし、『キャプテン・アメリカ／ザ・ファースト・アベンジャー』（2011）で列車から転落し、スティーブの目の前で死んだと思われていたバッキーは、ヒドラによって肉体を改造・洗脳され、伝説の暗殺者へと変えられてしまっていたのだった。大好きなバッキーと戦わなければならないスティーブの複雑な心境に注目したい。
S.H.I.E.L.D.について
S.H.I.E.L.D.の正式名称は、「国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.」である。未知なる脅威から人類を守るために作られた国際組織で、戦略科学予備軍（SSR）を発展させる目的があった。この戦略科学予備軍（SSR）こそが、スティーブが超人兵士へと変貌を遂げた“スーパーソルジャー計画”を主導していたのだった。しかし、アースキン博士が亡くなったことにより、この計画は断念され、第二次世界大戦下で勢力を拡大しつつあった秘密結社ヒドラを壊滅させるために尽力するようになった。
そして、長年絶対的な国民の味方として安全を保ってきたはずのS.H.I.E.L.D.が、今作でその真相が明かされることとなる。また、長官を務めるフューリーは、超人的な能力を持つ人物をリクルートし、最強のメンバーを結成するという“アベンジャーズ計画”を遂行。こちらは『アベンジャーズ』（2012）にて集められたメンバーが団結し、戦う様子が描かれている。今後のアベンジャーズやS.H.I.E.L.D.の存続に目が離せない。
「アベンジャーズ」シリーズとの関わりは？
今作では、前述した通り、『キャプテン・アメリカ／ザ・ファースト・アベンジャー』（2011）にて登場し、戦死したと思われていたバッキーが暗殺者となってスティーブの元に現れる。そんなバッキーを助けたいと考えるスティーブは、『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』（2016）にて、ウィンター・ソルジャーとして暗躍する彼を止めようとするアイアンマンことトニー・スタークと衝突してしまう。
今作に登場するウィンター・ソルジャーを巡って、それぞれの思いが交錯し、アベンジャーズがバラバラになっていく姿が描かれる。『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』（2016）の物語に大きく関わる今作品は、重要なシーンが盛り沢山。スティーブをはじめ、ナターシャやフューリーの言動は要チェックである。また、今作で初めて登場するサム・ウィルソンも今後のアベンジャーズシリーズに大きく関わっていくため、しっかりとチェックしてもらいたい。
『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー 』が観られるVODサービスは？
・Amazonプライムビデオ ◎レンタル
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「アベンジャーズ」シリーズを全作品公開順に観るなら？
（1）『アイアンマン』（2008）
（2）『インクレディブル・ハルク』（2008）
（3）『アイアンマン2』（2010）
（4）『マイティ・ソー』（2011）
（5）『キャプテン・アメリカ／ザ・ファースト・アベンジャー』（2011）
（6）『アベンジャーズ』（2012）
（7）『アイアンマン3』（2013）
（8）『マイティ・ソー／ダーク・ワールド』（2013）
★（9）『キャプテンアメリカ／ウィンター・ソルジャー』（2014）
（10）『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』（2014）
（11）『アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン』（2015）
（12）『アントマン』（2015）
（13）『シビル・ウォー／キャプテン・アメリカ』（2016）
（14）『ドクター・ストレンジ』（2016）
（15）『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：リミックス』（2017）
（16）『スパイダーマン：ホームカミング』（2017）
（17）『マイティ・ソー／バトルロイヤル』（2017）
（18）『ブラックパンサー』（2018）
（19）『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』（2018）
（20）『アントマン＆ワスプ』（2018）
（21）『キャプテン・マーベル』（2019）
（22）『アベンジャーズ／エンドゲーム』（2019）
（23）『スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム』（2019）
※本記事で紹介した作品に「★」をつけます。
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