2017年も残すところあとわずか。今年もたくさんの映画が公開されました。
2017年に日本国内で公開された映画はおよそ1,200本! みなさんはそのうちの何作品をご覧になったでしょうか。
FILMAGAでは、各界の著名人や有識者に「2017年私のNo.1映画」を伺いました!
あのひとやこのひとの心に残った作品は? 本日から年末にかけて、ゆっくりじっくり紹介していきます。
第9回は「TSUTAYA編」。なんとあの作品が圧倒的人気を誇りました!!
「恋」は人を変える。
中西一雄さん
(エンタメ社長)
■プロフィール
1963年大阪府出身。株式会社TSUTAYA代表取締役社長で映画好きなおっさん! Myベストムービーは『ゴッド・ファーザー』『お受験』。
ベイビー・ドライバー
アクションもすごいが、「恋」は人を変える。最後はスッキリさせてくれる1本。
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弊社の新サービス「TSUTAYA プレミアム」を皆さんにお勧めしたいです!! VODの手軽さと店頭のタイトルの豊富さをかけ合わせたことが特徴です。約10万タイトルもの取り扱いがございますので、まだ出会っていない皆様の心に残る作品を見つけるお手伝いをいたします! ぜひお試しください!!
誰もが否応なく惹きこまれる。
上村敬さん
(代官山 蔦屋書店 シネマコンシェルジュ)
■プロフィール
アメリカの大学で映画製作を学び、代官山蔦屋書店のシネマコンシェルジュとして、オープンから現職。ストーリーというよりは、カメラ・ワークで映画を観るのが得意。
ベイビー・ドライバー
いつもは小気味よい編集で、爆笑の渦に巻き込むエドガー・ライト監督作品ですが、オープニング・タイトルでアンセル・エルゴートがコーヒーを買ってくるまでをワンシーン、ワンカットで撮ってみせることで、今作への監督の意気込みが並々ならぬことを感じるはず。それもそのはず、まるでミュージックビデオのようなキレキレの編集で展開するストーリーに、誰もが否応なく映画に惹きこまれます。カーチェイス版『ラ・ラ・ランド』という声にも違わぬ傑作!
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人間の心の奥にちゃんと届くと証明した1本
吉川明利さん
(代官山 蔦屋書店 シネマコンシェルジュ)
■プロフィール
映画パッケージ業界35年。アメリカ・ミュージカル映画など古きよきものを愛し、映画館で観ることを基本とする。毎月1度シネマトークイベント開催。
ドリーム
人類が宇宙を目指す時代に突入しても、またNASAという組織であっても黒人女性の才能を認めなかった、そのことに驚き、そのことを教えてくれた作品に感謝いたします。アメリカ映画は特撮主体の映画ばかりではなく、時として人間の心の奥にちゃんと届く作品を生み出す底力を持っていると証明した1本と言えるでしょう。名優の域に達したケビン・コスナーがいい味出してます。ぜひ多くの女性の方々に観ていただきたいと思います。
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毎月1度のペースで、「代官山シネマトーク」と称するトークイベントを開催。
代官山 T-SITE
観るひとそれぞれにとっての「わたし」と「おれ」の、映画
龍健太さん
(TSUTAYA新宿店 スタッフ)
■プロフィール
年間100本ほど鑑賞。影響を受けた監督は、黒沢清、森崎東、デビッド・フィンチャー、リチャード・フライシャーetc。
南瓜とマヨネーズ
前作『ローリング』の「おかしなとこに連れて来られた」感が、べたりとこびりついて離れない、冨永昌敬監督作。好きな人と一緒にいつづけることと、一緒にいられなくなっていくこと。そして、好きな人が「いた」ということ。そんな、そこらにたくさんあるはずの狭い風景が、シネスコサイズで切り取られてゆくまにまに、観ている自分自身の好きな人に思い当り、身につまされ、なんか、お礼を言ったり、謝りたくなったりします。観るひとそれぞれにとっての「わたし」と「おれ」の、映画です。
(C)2016 Twentieth Century Fox、(C)魚喃キリコ/祥伝社・2017「南瓜とマヨネーズ」製作委員会
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2017年私のNo.1映画
- 第1回:2017年私のNo.1映画 年末連載スタート!
- 第2回:映画監督編〜頭を殴られたようでした〜
- 第3回:Filmarks編〜映画を感じる悦びを与えてくれた〜
- 第4回:映像クリエイター編〜人物たちの想いが共振し、反転し、成長するという映画的高揚感〜
- 第5回:映画メディア編〜「映画愛だ」「いや偽物だ」〜
- 第6回:メディア編〜何があっても人生は奥深く美しい〜
- 第7回:動画配信編〜わたしたちの青春時代が完結したような気がした〜
- 第8回:映画人編〜こんな人生を演じてみたい〜
- 第9回:TSUTAYA編〜「恋」は人を変える〜
- 第10回:芸能編〜小5ぐらいから道徳の時間に観たらええと思う〜
- 第11回:俳優編〜観ていて心がギュッとなる〜
- 第12回:劇団EXILE 町田啓太編〜この微妙な空気感。でも、そういうのって、たぶんあるよな〜
- 第13回:経営者編〜「忖度」が流行語にもなるご時勢にアンチテーゼを想起する〜
- 第14回:AI編〜Google Homeの2017年マイベストムービーは果たして!?〜
※2022年4月24日時点のVOD配信情報です。